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情報トピックス

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元町公園で会いましょう〜残された最後の近代遺産、震災遺産を継承しよう〜
2006年9月1日(金曜日)
たてもの応援団
TEL 03-3822-7623
WEB http://www.landscapearchitecture.or.jp/dd.aspx(日本造園学会)
元町公園で会いましょう〜残された最後の近代遺産、震災遺産を継承しよう〜 2006年9月1日(金)11:00〜17:00

〈第1部〉『いま大地震が来たら・・!?』 11:00〜16:00
 大正12年9月1日 午前11時58分40秒、関東大震災が発生しました
◆場所 元町公園運動広場(文京区本郷1丁目) 
◆内容 大地震に備えて、大切な初期対応や緊急処置の勘どころを学びます。各社のご協力により、「かまどスツール」など公園緑地に導入可能な最新話題防災グッズの展示・解説コーナーを設置して意見交換をします。「すいとん汁」など、罹災時の食を通して「避難」について考えます。

〈第2部〉『技術文化、生活文化を語る』15:00〜17:00
「過去には、その時の最高があった」。技術は先人の取り組みを礎として成り立っています。当時の“最新”には、先達の技術や芸術の模倣や読みときを含んだ最高の提案だったはずです。元町公園にそれらを辿り、技術文化、生活文化をしっかりと受け継いでいきましょう。
◆場所 元町公園運動広場(雨天時は本郷交流館。本郷2-21-7 tel 03-3815-4415)
◆内容 ○樋渡達也氏「井下清と震災復興小公園づくり」
    ○佐藤憲璋氏「上野真友と復興公園の意義」
    ○伊藤邦衛氏「復興設計の概要と元町公園の意義」
    ○質疑応答・自由討議

■主催 (社)日本造園学会関東支部、(社)ランドスケープコンサルタンツ協会関東支部
■共催 (財)都市緑化技術開発機構、防災公園普及推進共同研究会、環境緑化新聞社

 1923年(大正12)、200万余人もの罹災者を出した関東大震災から83年が過ぎようとしています。
 元町公園は、震災復興公園という一つの明確な思想を持って造られた52小公園の一つで、そのうち当時の姿を留める唯一の公園です。
 震災復興小公園は次のような特徴を持ってつくられました。

 ◎52公園の位置は、児童の数、校庭の広狭、既設公園の配置などを勘案し、都市計画的。
 ◎耐震強度を高めた小学校に隣接し、教材園及び運動場補助等の目的を持つ、防災拠点。
 ◎広場を中心に、敷地の40パーセントが植栽地、道路に沿う外周部分は低い鉄柵で容易に出入り可能。
 ◎防火・防音・防塵効果に配慮し常緑樹を、学校教材のために多くの種類の樹木・潅木を使用。
 ◎震災復興の名の下に、公園を近代文化の普及啓発のための展示場として演出。

 元町公園は震災復興のシンボルとして、建設当時最新の日本近代文化の黎明期のデザインが残されている、極めて文化的価値の高い公園でもあります。この震災遺産といえる旧元町小学校と一体となった元町公園を廃止し、体育館等の大規模施設と新しい公園を建設する検討が進められています。
 我々ランドスープアーキストは、専門科集団として、新たな提案の手がかりを探るイベントをここに企画しました。緊急性を要するプロジェクトです。積極的なご参加をお持ちしております。
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