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情報トピックス

町の話題、イベント情報などをお知らせします。※掲載情報に関するお問合せは各トピックに掲載の問合せ先にお願いします。谷根千工房及び谷根千ねっとでは対応できません。あしからずご了承ください。
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三百人劇場映画講座Vol.19 野村芳太郎レトロスペクティブ
2006年4月15日(土曜日) 〜 2006年5月8日(月曜日)
三百人劇場
TEL 03-3944-5451
WEB http://www.bekkoame.ne.jp/~darts/
サスペンスだけではない!
百花繚乱の野村ワールド
2006年4月15日(土)→5月8日(月)
三百人劇場
都営三田線[千石]駅A1出口、右折スグ

■各回完全入替制■

≪入場料≫
前売券発売中!!
期間中(4/15〜5/28)フリーパス20,000円(限定)
フリーパスは三百人劇場のみのお取り扱いとなります。
要写真:3×4cmの顔写真をご用意ください。
前売り1回券1,200円、5回券5,000円、10回券9,000円

当日:一般1,400円、小中高・学生・シニア1,000円、当日5回券6,000円、当日10回券10,000円

◆引き続き「田坂具隆の世界」(17作品+島耕二4作品上映・予定)を開催します(5/28まで)。
フリーパス・回数券はそのままご使用になれます。

*前売券は古書ほうろうでも販売しています。


野村芳太郎レトロスペクティブ

 昨年この世を去った映画監督野村芳太郎は、サスペンスの巨匠という呼称ではとうてい括ることのできない様々なジャンルの作品を遺しています。そのキャリアを繙けば、助監督時代の最後の数年間は川島雄三の良き協力者であり、監督初期の明朗コメディ映画では俳優高橋貞二との名コンビが謳われました。『伊豆の踊子』で人気絶頂の美空ひばりと40日にわたる現地ロケを敢行した後、数年間は会社企画を地道にこなしながら、『張込み』にとりかかるや粘りに粘り半年もロケ地から戻らない「反乱」を起こします。また『月給\13,000』で助監督山田洋次を共同脚本に抜擢するという慧眼は、同じコンビによる『その恋待ったなし』が、城戸社長の逆鱗に触れ、野村がホサれてしまうという今では想像できない事態を引き起こすことにもなりました。会社の注文をせっせとこなしながら決して従順ではないその姿勢は「松竹ヌーベルバーグの兄」ともいわれる由縁です(大島渚の『太陽の墓場』と同時上映された、川島ばりのナンセンスコメディ『鑑賞用男性』の中には「松竹ヌーベルバーグ」と書かれたプラカードを持ったサンドイッチマンが登場します)。
 今回は、『恋の画集』『最後の切札』など上映される機会の少ない作品を中心に秀作を選りすぐり、野村芳太郎という監督の多面性を探ろうという試み。『砂の器』は上映しませんが、お付き合いいただけますと幸いです。
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