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2006年1月3日(火)〜3月28日(火)弥生美術館 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
 
 明治34年、浅草に生まれた岩田専太郎は、大正9年に博文館発行の『講談雑誌』で挿絵画家としてデビューしました。
 以来、雑誌や新聞を舞台に、時代小説・現代小説・探偵小説などあらゆるジャンルの挿絵を常に新鮮な感覚で描き、どんな小説家にもそれぞれに相応しい挿絵を提供しました。専太郎は浮世絵の伝統を基盤としながらも、時代の流行を敏感にとらえ、新しい印刷技術を駆使して、大胆な遠近法や装飾的な画面構成などを試みつつ、つぎつぎに画風を変化させていきました。そして、「和製ビアズリー」「専太郎調」といわれる繊細で華麗な独自のスタイルを確立し、老若男女の幅広い読者を魅了し続けました。 本展では、雑誌や新聞の挿絵原画、雑誌の口絵・表紙・挿絵
 、スケッチ等を中心に、約300点の資料を展覧します。
 デビューから50余年、常に挿絵画家のトップに君臨し、死の直前までペンを走らせていた専太郎―その壮絶な挿絵画業の軌跡をたどる、初めての本格的回顧展です。
 
 会期:	2006年1月3日(土)〜3月28日(火)
 開館時間:	午前10時〜午後5時
 (入館は4時30分までにお願いします)
 休館日:	月曜日(祝日にあたる場合は翌火曜日)
 料金:	一般800円/大・高生700円/中・小生400円
 (竹久夢二美術館もご覧いただけます)
 お知らせ:	■新刊『挿絵画壇の鬼才 岩田専太郎』発売!
 1月3日より開催の「岩田専太郎展」にあわせて、河出書房新社より、本が出版されます。合計約200点の作品・写真資料図版を掲載、粋で妖艶な専太郎の世界を堪能できる一冊です。
 ・松本品子・編(弥生美術館学芸員)
 ・河出書房新社・刊(らんぷの本シリーズ)
 ・1575円(税込)
 ・ミュージアムショップでは、1月3日より先行発売、全国の書店では、1月中旬頃より発売予定です。通信販売をご希望の方は、送料290円を含めた合計1865円を弥生美術館宛てにお送りください。
 
 ■ギャラリー・トーク
 2月13日(日)午後2時より行います。
 問い合わせ先  弥生美術館
 東京都文京区弥生2-4-3
 TEL 03-3811-0012 http://www.yayoi-yumeji-museum.jp
 開館時間:午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで)
 休館日:月曜日(祝日にあたる場合は翌火曜日)
 料金:一般800円/大・高生700円/中・小生400円
 (竹久夢二美術館もご覧いただけます)
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