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情報トピックス

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Landscapes 2005
2005年11月15日(火曜日) 〜 2005年11月20日(日曜日)
ギャラリーKingyo
・作家名   :中込靖成
・会期    :11/15(火)〜11/20(日)
・休日    :会期中無休
・営業時間  :12:00〜19:00(最終日17:00まで)
・入場料金  :無料
・会場名   :ギャラリーKingyo
・会場住所  :文京区千駄木2-49-10
・お問合せ先 :TEL: 050-7559-7785 FAX:03-5815-7814 (担当 扇谷)
・コメント  :
「オリジナリティと普遍性」
 私が美術の実践を継続して来て少し見えて来た事は、作品とは思想的な性格(理論的な支持)を持ちながら、単にそれらの絵解き・解説ではなく、作家が様々な外界との接触を通じ、世界の中で自分の位置を確認するという行為や、他者との関わりあいを通じて自己を確かめようとする過程の中から、自分自身の肉体と精神を互いに分ける事無く結び付ける事によって生み出される固有性(オリジナリティ)こそが他者との共有性(普遍性)を持つということです。
 このことはロサンゼルスに来た私にとってより鮮明・明確になってきました。多種、多様のバックグラウンドを持った人々の中で自身を明確に示すと言う事は自分自身をいかに深く求める事ができるか(オリジナリティの追求)、ということ以外に方法はないのではないかと考えるようになってきたからです。

「自然と作意のあいだへ」
 私は作品制作の過程でしばしば偶然を利用する事があります。しかし私が用いる偶然はシュールリアリズムの作家が用いるオートマティスム的な偶然ではなく、むしろ自分の中では偶然=自然に近いものとして捉えています。無限の表情を持つ自然界の中から多くの作家がその一部を切り取って作品化してきたことと同様に作者のキャンバスの中に創り出された偶然とは、全くの意表をつく偶然(シュールリアリスト的偶然)ではなく、むしろより創作に近い要素から成る部分とさらに意識的には生み出せないまさしく自然の要素を合わせ持つ要素があると思っています。
 以上のようなものの考え方と自分自身のモチベーションを大切にして制作を続けたいと考えています。
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