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森鴎外訳オペラ「オルフエウス」全3幕:Chr.W.グルック作曲
2005年9月18日(日曜日) 〜 2005年9月19日(月曜日)
東京藝術大学演奏藝術センター tel 03-5685-7700

WEB http://www.geidai.ac.jp
2005年9/18(日)16:30開場 17:00開演
   9/19(月・祝)18:00開場 18:30開演
東京芸術大学奏楽堂(大学構内)東京都台東区上野公園12-8
                           JR上野駅・JR鶯谷駅、東京メトロ千代田線根津駅より徒歩10分
入場料 2,400円(全席自由)

オペラ制作統括:多田羅迪夫
キャスト:オルフエウス 寺谷千枝子
     エウリヂケ 佐々木典子
     アモオル 山口清子
指揮 :高関 健
管弦楽:東京藝術大学「オルフエウス」記念オーケストラ
合唱指揮:栗山文昭
合唱 :東京藝術大学音楽学部声楽科学生有志
振付・演技指導:中村しんじ
舞踏群:ナチュラル・ダンステアトル
舞台美術:宮廻正明
照明デザイン:海藤春樹
ステージ・コーディネーター:直井研二
舞台監督:賀川祐之
コレペティートル:鈴木真理子 高木由雅 朴令鈴 山口佳代
ドラマトゥルギー:瀧井敬子

森鴎外駅オペラ、初めての本格的上演!
森鴎外(1862〜1922)はドイツ留学時代の明治18年く1885)6月21日、グルック作曲のオペラ〈オルフェオとエウリディーチェ〉をライプツィヒの劇場で観て感激しました。そのときドイツで買った台本の余白に漢文体で記されたメモからは、舞台で観たことをあますところなく記憶におさめ祖国にもって帰ろうという、若き鴎外の「文明開化」への情熱が伝わってきます。その30年後の大正3年(1914)、彼は「国民歌劇会」〈音楽顧問:本居長世、後援メンバー:与謝野鉄幹・晶子ほか)から頼まれて、このオペラ全3幕を「オルフェウス」というタイトルにして翻訳し
ました。この団体はグルック(1714〜1787)の生誕200年を祝って、その誕生日である7月2日に上演しようとしたのです。しかし、第一次世界大戦が勃発するなど不幸な事情が重なって、森鴎外の訳詞は舞台にかけられることなく、活字としてのみ今日に伝えられました。90年あまりを経て、それが初めて本格的に上演されます。

森鴎外訳『オルフエウス』は、流麗でみやびな日本語で書かれています。とはいえ、文語体です。そこで今回の上演に際しては、わかりやすく新字体の漢字と新かなづかいを用いて鴎外の訳詞を字幕に出します。

ちなみに、グルック作曲のオペラ〈オルフェオとエウリディーチェ〉は、明治36年(1903)、東京音楽学校(東京藝術大学音楽学部の前身)の学生と外国人教師、それに東京帝国大学の学生も加わって、本邦初潰されました。これは「日本人による初のオペラ上演」として、今日、高く評価されています。したがって、グルックのこのオペラは、日本近代音楽史においてもきわめて重要な作品といえましょう。

チケット販売 チケットぴあ tel 0570-02-9990
藝大ミュージアムショップ tel 03-5685-1176
       東京文化会館チケットサービス tel 03-5815-5452
お問い合せ 東京藝術大学演奏藝術センター tel 03-5685-7700 URL http://www.geidai.ac.jp
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