「高松宮記念ハンセン病資料館設立・活動の経緯と意義」
「高松宮記念ハンセン病資料館のリニューアル構想について」
■日 時/2005年3月4日(金) 18:30〜
■報告者/稲葉上道さん(高松宮記念ハンセン病資料館学芸員)
西浦直子さん(高松宮記念ハンセン病資料館学芸員)
■会 場/文京区男女平等センター 研修室C(文京区本郷4-8-3)
■報告内容
博物館問題研究会は、博物館を取り巻く諸問題を、博物館職員のみならず、市民とともに考え、活動している会です。2005年最初の例会は、東京都東村山市にある高松宮記念ハンセン病資料館の活動を通して、年間テーマ「博物館の存在意義を再検証する?」を考え、深めていきたいと思います。ご興味のある方どなたでも、ぜひご参加ください。
1993年、ハンセン病回復者自身の手によって設立されたハンセン病資料館は、社会から排除されてきた患者・回復者の生き抜いた証を残し、伝え続けてきました。人権学習の機会として利用されることの多い当館ですが、設立・活動に込められた切実な思いについて、より一層の理解を得ていくことが重要な課題と考えられます。これまでの形が大きく変わりかねない再来年のリニューアルを前に、設立・活動の経緯と意義を整理し、ハンセン病資料館が誰にとってなぜ大切なのかをまとめてみたいと思います。(稲葉)
高松宮記念ハンセン病資料館は、現在「新館建設」計画構築の最中にあります。これは、ハンセン病違憲国家賠償請求訴訟の原告側勝訴を受けた首相談話をきっかけに議論されはじめたものですが、本報告では、この間の「新館建設」計画立案の経緯、および新館開館後の活動も視野に入れた資料館のリニューアル構想について報告します。(西浦)
■参加のお申し込み・問い合わせ先
博物館問題研究会(川口 ) e-mail hakumonken@yahoo.co.jp
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