2004.7.13(火)〜18(日)10:30〜17:30(最終日は16:00)
熊谷守一美術館 2Fギャラリー榧(かや)
豊島区千早町2-27-6 電話03-3957-3779
●「ついこの間まで使っていた生活の道具」が、いつの間にか捨てられてきました。青森県三沢市の古牧温泉にある「小川原湖民俗博物館」に、一万八千点あまり集められていることを知り、一年間書けて「民具の呼ぶ声」(文・野口冬人 イラストレーション・いさかかつじ 現代旅行研究所刊)が出来ました。
沈黙していた道具たちのつぶやきを、少しは聞き出せたような気がします。「手作りの道具たちを捨ててきたことは、知恵と工夫を捨ててきたことと同じ」道具たちのつぶやきを、もう一度聞くための原画展です。必要に迫られて作られた道具、作った人たち、早くに「集めておかないと散逸する」と気づかれた渋沢敬三し、集めてくださった杉本行雄氏に感謝をこめて。
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