平成16年2月14日(土)〜3月21日(日)
会 場:文京ふるさと歴史館地下1階特別展示室
開館時間:午前10時〜午後5時
休 館 日:月曜日(休日の場合は翌日)
入 館 料:一般個人100円、団体(20人以上)70円、中学生以下・65歳以上無料
本草(ほんぞう)って なあに?
本草とは、今ではあまり耳にすることはありませんが、中国から来た言葉で、動物・植物・鉱物のすべてを対象とする学問のことです。元々は薬の原料として主に植物を研究していたところから「本草」と呼んだようです。
今回は、特に江戸時代に研究が進んだ植物の分野について展示いたします。見どころは、江戸時代後期、文京の地に多く住んでいた植木屋が、「本草」の発展に貢献したということです。植木屋と学問の関係を明らかにする展示は、今までにまったくなかった試みです。技術に秀でた植木屋と学問好きの武士たちが、身分を越えて知識を分かちあった、古きよき時代の「学び」について再評価したいと思います。
展示構成
1 本草研究のあゆみ
2 江戸の本草と園芸
(1) 岩崎灌園
(2) 園芸と本草のはざまに-19世紀の植木屋-
(3) 江戸のサークル活動“ 赭鞭会(しゃべんかい)”
(4) 江戸・東京の花名所
3 植物学の時代へ
(1) 日本最初の理学博士・伊藤圭介
(2) 博物学と博覧会
(3) 文京の植物学者たち
(4) 牧野富太郎の世界
〈イベント〉
1 記念講演会
第1回 2月21日(土) 午後2時〜午後4時「江戸の博物誌」磯野直秀氏(慶應義塾大学名誉教授)
第2回 3月 6日(土) 午後2時〜午後4時「本草学者岩崎灌園と江戸の植木屋」平野 恵(当館文化財調査員)
各100名(当日先着順) 男女平等センター(本郷4-8-3)
参加費:無料
対象者:高校生以上
2 古文書講座
第1回3月13日(土) 午後2時〜午後4時「江戸の園芸書を読む」 平野 恵(当館文化財調査員)
第2回 3月14日(日) 午後2時〜午後4時「江戸の園芸書を読む」 平野 恵(当館文化財調査員)
2回連続 30名 男女平等センター
参加費:無料
申し込み方法 2月17日(火)午前8時30分〜3月5日(金)まで。電話による受付。先着順。
対象者:高校生以上(原則として全2回参加できる方)
3 展示解説
第1回 2月28日(土)午後2時〜30分程度 当館学芸員
第2回 3月7日(日)午後2時〜30分程度 当館学芸員
文京ふるさと歴史館
文京区本郷4-9-29 電話03-3818-7221
http://www.city.bunkyo.tokyo.jp/shisetsu/rekishikan/