情報トピックス

彫刻家、平櫛田中先生の旧宅とアトリエをお掃除がてら見学しよう!

日時:2003年11月30日(日)12月1日(月)　両日とも午後1時〜4時
場所:平櫛田中旧宅　台東区上野桜木2-20
資料代:500円(地域雑誌「谷中根津千駄木」74号と建物の見取り図)

*お掃除会にご参加下さる方で場所がわからない方はFAXにて地図入りのチラシをお送りします。FAX番号をお知らせ下さい。
*屋根修理資金のカンパをお願いしています。カンパをして下さる方は当日見学のみも可能です。

主催/(仮称)平櫛田中邸を助ける会
　　　会長・大和田文生(東桜木町会会長)
問合せ/TEL+FAX 03-3822-7623　谷根千工房(ヤマサキ)
　　　　e-mail:kobo@yanesen.com

台東区上野桜木2丁目20番地に、平櫛田中先生のアトリエと旧宅があります。この家は大正11年に建てられたもので、大正期らしい住まいの雰囲気を今も残しています。長らく空き家になっていたため傷みがひどく、現在屋根を修理しています。そこで、久しぶりにお家の塵や埃を払うことにしました。
どうぞ、見学がてら、お掃除に手を貸してください。

【平櫛田中と上野桜木町の旧宅】
文化勲章を授章した彫刻家、平櫛田中。108歳までお元気でいた田中先生を、町の人は親しみを込めて「デンチュウサ-ン」と呼んでいます。
田中先生は明治5年、岡山県井原市(当時は後月郡東江原村)の生まれです。明治30年に上京し、翌年谷中長安寺に寄宿したのをはじめに、谷中茶屋町、上野桜木町と長い間この町で制作をしていました。この上野桜木のアトリエと旧宅は、大正11年に日本美術院の横山大観、下村観山、木村武山等の助けを得て建てられたものです。昭和45年に、田中先生が小平市に引っ越すまでの75年間を、谷中と上野桜木で過ごしました。
現在上野桜木の平櫛邸は、生れ故郷の岡山県井原市の所有です。井原市は田中記念館として使いたいと寄贈を受けましたが、残念ながら記念館としての活用をできずにいます。
このたび、このすばらしい文化財が傷んでいくのをみていられないという井原市と、平櫛田中を知る近隣の方々の声かけで、屋根の修理が行なわれることになりました。