10月1日より谷中ゆかりの幸田露伴とその一家を展示いたしております。当館は平成12年度の東京都の行政評価で小規模のため、廃館または休館と評価を受けて現在存続署名運動を行っておりますが、本庁側から見れば小さな存在なのでなかなかアピールがうまく行きません。
昭和建築の空間の中での文学施設としては、最後の企画展示になりそうです。露伴の家族が住んだ場所は上野不忍池に近い三枚橋横丁、露伴の妹たち、幸田延(のぶ)も、幸(こう)も、上野の音楽学校出身で母校で後進の指導をしています。もちろん、露伴は谷中五重塔近くに住みました。後年、五重塔が焼けたとき、読者からの知らせで娘の幸田 文(あや)は、駆けつけたそうです。
さらにずっとあとで、焼け残った五重塔の柱材が一般の方の願いで幸田家に届けられています。その柱材も今回は展示しています。
幸田延さんが、明治年代に作曲したバイオリンソナタを2曲、東京芸大の瀧井敬子先生のご協力によってテープで聴いていただくことが出来ます。
「幸田家の人々」平成13年10月1日 - 12月2日まで
午前9時-午後4時30分まで開館(但し第1,3月曜日が休館日)
問い合わせ先 東京都近代文学博物館 TEL 03-3466-5482/5150
目黒区駒場4-3-55 目黒区駒場公園内
最寄りの駅 井の頭・駒場東大前駅(吉祥寺方向改札口)下車 徒歩7分
小田急線・東北沢駅下車 徒歩8分
なお、青木玉さん、瀧井敬子さんの講演会詳細は、10月下旬に広報「東京都」で掲載されます。
以前アップロードしたつもりが、抜けていました。日々録読んでアレとおもって確認して気づきました。今日入れて2日しかないのですが。ごめんなさい。管理者より
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