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情報トピックス

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自転車と路面電車と舟運の<魅力ある>街づくり-北区・荒川区をモーダルシフト先進区に-
2001年3月3日(土曜日)
酸性雨調査研究会+自転車と路面電車と舟運の街を考える会
時:3月3日(土曜日)13時30分より
所:北とぴあ(JR・南北線・都電荒川線王子駅前)
資料代:500円(都電最中+お茶つき)
主催:酸性雨調査研究会+自転車と路面電車と舟運の街を考える会
後援:日本環境学会

「モーダルシフト」?耳慣れない言葉です。これは、「モードをシフトする。単一の輸送手段に頼らず、他の輸送手段に変更させていく」という意味です。一例をあげれば、トラックで運んでいたものを自動車だけに依存しないで、鉄道貨物や舟運を利用して運ぶということです。

また、東京都は「TDM東京行動プラン」を提唱しています。また聞き慣れないですね。TDMは(Transportation Demand Management)の頭文字で、交通需要マネジメントと呼ばれます。公共交通への利用転換、自動車の効率的利用などを促し、交通量を抑制し、交通需要の調整と環境改善をはかるものです。東京都が2003年に導入を計画しているロードプライシングもそのひとつです。しかし、モーダルシフトを実現しなければ、環状道路周辺地域の道路公害を一層激化することにつながりかねません。

荒川区は自転車産業の町、都電荒川線は、北・荒川区民の足として活躍しています。しかも隅田川に隣接する舟運を利用する立地条件もあります。この2区の好条件を活かし、全国的に注目されるモーダルシフトの先進例をつくることは、地域産業の振興、発展にもつながり、東京全体や他の地域にも大きな影響を与えるでしょう。

生活環境をよくするには、自動車に過度に依存した物流を抜本的に転換する政策の導入が必要な時期にきていることは、尼崎、名古屋、川崎の大気公害裁判の判決や和解文を読めば明らかです。

自動車交通を抑制し、自転車と路面電車と舟運の魅力ある街づくりをどう進めるかいっしょに勉強していきませんか?まず、第一回として、モーダルシフトの技術的可能性と舟運利用をテーマにすすめたいと思います。

講師は、上岡 直見さん(環境自治体会議 環境政策研究所 主任研究員)
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