上海 瑞金賓館
淮海中路にあるクラシックホテル。1号館はたしかに蒋介石夫妻が泊まった歴史的建造物ですが、案内されたのは奥の裏通りに面したモダンな部屋。
これが夜、だれもスタッフがいないし、裏通りのデイスコは一晩中おおさわぎ、たまんなかった。つぎのひは2号館に替えてもらった。これとて戦後の建物です。
しかも朝食のレストランの社会主義的サービスは見物ですよ。受付嬢はおおあくび、たくさんいるウェイトレスはだまって突っ立っているか、用もないのに、テーブルの間を歩き回る。こつこつハイヒールひびかせてね。まるでイタリア文化会館の司書みたいにね、静かに、といいながら自分はすごい音たててえらそうにあ歩き回るんだ。裏に三井洋行じだいの支店長宅があったので泊まったのでした。今回は行かなかったが,小南園なる中華料理はいいです。2006、7、29
森まゆみ
2006年11月16日(木曜日)公開
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