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森まゆみの本

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寺暮らし
1997年7月10日(木)発行 Amazon.co.jp

寺暮らし 森まゆみ著
本体価格 \1800
みすず書房 1997.7.10発行 ISBN4-622-04618-0

「私、ここに住みたい・・・・・住むことに決めました」
牛乳を買いに町に出て、フラフラと入った不動産屋で、著者は寺の境内にある小さなマンションに引っ越すことにした。
こうして鍋二つ、フライパン一つ、茶碗とお椀四つ、お皿も少し、そのような少ないモノたちと三人の子どもとの新しい生活がはじまる。

インテリアについて、地域社会について、不動産屋について、同潤会アパートについて、人々との出会いと別れについて・・・寺の境内の四季折々の移ろいをバックに、モノと人を通して現在を考えるこの心温まるエッセイ集は、しなやかな文明批評にもなっている。
目次
住むということ
引越し貧乏
静かさについて
夏の朝
引戸の音、雨の音
北面の書斎
沿線という発想
きれいはきたない
秋の名残りの蚊
日の射さない家
後家のがんばり屋根直し
蓬莢温泉
ゴルビー 暁の大脱走
とことん借家住い?
宿命という乗り物
切りとられたイメージ
建物みてある記
さよなら同潤会代官山アパート
朝顔やこんな小さな家の・・・・・・
落葉焚き
事務所を追われるの記
日なたぼっこの楽しみ
学校給食の現場から
人生の片付けかたについて
焼きとりは塩
あとがき

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