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『関口良雄さんを憶う』復刊記念 西海孝×関口直人 ライブ 3月23日(水) 19時半
2012年02月27日(月)公開
昨年、古本好きのみならず、多くの本読みを歓喜させた、関口良雄『昔日の客』の復刊。それからわずか5ヶ月。「『昔日の客』の初版がなくなったら、『関口良雄さんを憶う』も復刻します!」という
夏葉社
・島田さんの言葉が、とうとう現実のものとなりました。
編集は尾崎一雄と山高登。上林暁、萩原葉子、野呂邦暢、結城信一といった作家たちに加え、山王書房のお客さんや友人たちが関口さんの思い出を綴った、愛情溢れる追悼文集です。
当店でも販売中のこの冊子の復刊を祝して、ご子息の関口直人さんと西海孝さんのライブを開催することにしました。以下、ご案内です。
日にち 2011年3月23日 (水)
時間 19時開場/19時半開演
会場 古書ほうろう
出演 西海孝
関口直人
入場料 2000円(飲み物持ち込み可)
関口直人さんは、長年CM音楽の制作に携わられてきた方。あの銀巴里に通い、シャンソンに夢中になった学生時代から、ずっと音楽の世界で仕事をされてきました。音楽に触れた原体験は、ご自宅で良雄さんとともに繰り返し聴いた、村田英雄の「人生劇場」なのだそうですが、そんな直人さんに、良雄さんは亡くなる数日前、こんな言葉を残されます。
「どんなものでもいいからお前は詩を書け。詩を書くことによってお前の人生は豊かになるから」
以来、直人さんは、時おり俳句や短歌を詠まれてきたそうですが、2年前、とうとう、すべての歌詞を書いたアルバムを発表します。
西海孝『空を走る風のように、海を渡る波のように』
ボーカルとアレンジの西海孝さんと組み、近代日本の翻訳唱歌を生まれ変わらせようと作られたこのアルバムのなかには、良雄さんのことを歌った「父の言葉」も収録されています。スコットランド民謡「アーニー・ローリー」をリメイクしたこの曲を、どうぞお聴きください。
西海孝さんは、ギター、バンジョー、マンドリンなど、さまざまな弦楽器を弾きこなすセッションプレイヤーですが、お聞きのように素敵な声の持ち主でもあります。昨年12月の「小坂忠、古書ほうろうで歌う」では、忠さんのバックで素晴らしいギターとコーラスを聴かせてくださったので、あの場にいらした方は、もちろんよく憶えてらっしゃいますよね。あの日、初対面の西海さんから「棚に『昔日の客』がありますね」と声をかけられたときは心底驚きましたが、翌日、いただいたCDを繰り返し聴くうちに、もう今回のライブことを考え始めていました。
当日は、『空を走る風のように、海を渡る波のように』の収録曲を中心に、直人さんの歌うシャンソンや、良雄さんの愛唱歌なども披露される予定です。もちろん、合間合間には良雄さんの思い出も語られるでしょう。『昔日の客』を愛するみなさんのご来場を、心よりお待ちしております。
* * *
この告知文を書くに当たっては、『レコード・コレクターズ』2009年9月〜11月号の連載「ブラウン管の向こうの音楽職人たち」(文・濱田高志)を参考にさせていただきました。3回にわたる関口直人さんへのインタビュー記事で、興味深いエピソードが満載です。関口良雄さんの思い出も語られているので、どこかで見かけたらぜひ読んでみてください。
* * *
追記
当日の様子を、関口さんのお友だちがアップしてくれました。ぜひご覧ください!
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