国際女性デー/東日本大震災・福島原発事故一周年フォーラム<災害、記憶、未来-女性が表現する、女性がつなぐ>

2012年03月10日(土)

国際女性デー/東日本大震災・福島原発事故一周年フォーラム
<災害、記憶、未来-女性が表現する、女性がつなぐ>

主催:日仏会館フランス事務所、日仏女性研究学会 後援:女子美術大学 企画協力:art gallery on the wind
日時:2012年3月10日(土)13:00~19:00
場所:日仏会館ホール(東京都渋谷区恵比寿3-9-25)入場無料/日仏同時通訳あり

東日本大震災・原発事故1周年を迎えるにあたり、災害で亡くなられた方々の鎮魂を祈り、被災した方々と連帯し、未来への地平を拓くことを目的に、日仏シンポジウムと日仏のアーティストの協力によるチャリティ展示会を同時開催します。

災害の犠牲者にはジェンダーの偏りがあり、今回も高齢者や子どものケアを担う女性たちが多く犠牲になりました。シンポジウムでは、家族を含む身近な人間関係や地域の日常生活が壊されたこの災害から、それでも立ち上がり、地域で力強く生き始めた女性たちの動きに注目し、男女平等に根ざした、自然と人間が共生する社会を築くためには何が必要なのか考えます。
災害はまた芸術とは何かを再考させました。災害を前にアートは何ができるのか。アートは災害をどう表象するのか。災害後の世界を生きる者にアートは何をもたらすのか。女性のアーティストやアート関係者とともに考えます。

シンポジウム・プログラム
総合司会:石田久仁子(日仏女性研究学会)
●14:00-14:10 開会あいさつ クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所所長)
●14:10-15:30 第1部 基調講演
司会:辻山ゆき子(日仏女性研究学会)
基調報告 1.森 まゆみ(作家) 「もういちど、ここで - 3・11津波のあとの世界」
基調報告 2.ジェラルディーヌ・コジアック(作家/デッサン画家)「衝撃波 Ondes de chocs」
●15:30-16:00 コーヒー・ブレーク
●16:00-16:10 コレラカンタータ(作曲Fanny・Hensel=Mendelssohn)の一部鑑賞 解説:小林緑(国立音楽大学名誉教授)
●16:10-18:10 第2部 リレートーク 女性たちの証言?未来につなぐ
司会:中嶋公子(日仏女性研究学会)
コメンテーター:猿渡紀代子(横浜美術館 特任研究員)
石井宏枝(art gallery on the wind 主宰)「若い人を応援するon the windの活動について」
馬場法子(現代音楽作曲家)「戸惑い」
長谷川イザベル(上智大学名誉教授)
「『すべてが私のまわりで動く』2010年ハイチ大震災の証人:作家ダニ・ラフェリエール」
いちむらみさこ(ホームレス・アーティスト)「喪失からの創造」
●17:10-18:10 質疑応答、まとめ
●18:10-18:15 後援団体あいさつ 為ヶ谷秀一(女子美術大学大学院・教授)
●18:15-18:20 閉会挨拶 中嶋公子(日仏女性研究学会)

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チャリティ展示会(13:00~19:00 於:日仏会館ホール・ロビー)
日仏のアーティスト、とくに女性アーティストの協力を得て、災害・記憶・未来をテーマとした約40作品を展示します。売上金は、被災地の女性・子どもの救援活動にあてます。シンポジウムの前後、あるいはコーヒー・ブレーク中に、一人でも多くの方々に出品作品をご鑑賞いただき、ご購入をお願いいたします。

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