人形師三代永徳斎 米国さんと呼ばれた男

2011年10月29日(土) ~ 2011年11月06日(日)

旧安田楠雄邸
TEL 03-3822-2699 (水・土 公開時間のみ)
WEB http://www.toshima.ne.jp/~tatemono/

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[東京文化財ウィーク2011参加]

旧安田楠雄邸にある雛飾りや五月飾りは、三代永徳斎作の優品です。
これらの見事な人形を作った三代永徳斎は働き盛りの20年余りをアメリカで過ごしました。
長らく日本を留守にしていながら、なぜ、これだけの技術を維持できたのだろうか?
この素朴な疑問を解くべく、旧安田邸ボランティアの渡米調査が始まりました。少しずつ謎が解けていっただけでなく、三代永徳斎が100年前に作った作品を「チャイナ」と書かれた箱の中から発見しました。それは日本の茶摘みから箱詰めまでの作業を表現したもので、今回、展覧会のために、里帰りさせ、日本で修理し、展示します。
三代永徳斎がアメリカで製作した等身大の人形はほとんど失われましたが、拡大写真で展示します。

本当に多くの方々のご協力で、この展覧会開催にこぎつけたことを感謝するとともに、100年前に単身渡米し、その卓越した技で博物館展示に新しい息吹を吹き込んだ一人の職人がいたことを多くの方に知っていただければと願っています。

10月29日(土)~11月6日(日)

開館時間:午前10時半~午後4時(入館は午後3時まで) 

入館料(維持修復協力金):大人1000円、中高生400円 小学生以下無料(保護者同伴)

旧安田楠雄邸[東京都文京区千駄木5-20-18] 
   東京メトロ千代田線千駄木駅下車団子坂口から徒歩6分
   南北線本駒込駅下車徒歩20分
   JR西日暮里or日暮里駅下車20分
   B-ぐる「特養ホーム千駄木の郷」下車1分
●畳保護のため、靴下の着用をお願いいたします。
●大きな荷物は襖や壁を傷めるため、入口でお預かりしています。

主催/財団法人日本ナショナルトラスト・たてもの応援団


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