第7回 原爆の図展(丸木位里・俊)

2011年08月01日(月) ~ 2011年08月04日(木)

「原爆の図」を見る会・文京

「戦争の時は原爆で殺される。戦争が終わったあとは原発に化けて徐々に放射能に殺される。再び戦争が起こると原爆が待っている。」

いま、日本で、世界で福島原発事故による被害と対応が注目されています。36年間にわたり「原爆の図」を描き続けた丸木位 里・俊夫妻は、原発にも深い関心を持っていました。

チェルノブイリ原発事故を知った丸木夫妻は、大作「水俣、原発、三里塚」を描き、或いは新潟県の柏崎刈羽原発、北海道の泊原発 などの停止を求めるなど警鐘を鳴らしました。今年の原爆の図展では、福島原発の被害の写真もあわせて展示して反原発の意思を表明いたしま す。

今回展示される「原爆の図」の初期3部作の『幽霊』、 『火』、『水』は、 全15部のなかでも、もっともよく知られた作品で、1950年代には日本全国で巡回展がおこなわれ、反核平和運動の象徴となった作品です。

アメリカの占領下にあった当時、原爆の被害の実態もよく知ら されていなかった日本国民に大きな衝撃をあたえ、平和運動の強い武器となりました。当時北海道から九州まで少なくとも166回もの展覧会 が開かれました。なお、「原爆の図」初期3部作の『幽霊』、『火』、『水』(原寸大)の同時展示は、文京展では初めてです。

開催日:8月1日(月)~4日(木) 10:00~19:00(初日11時、最終日18時)

文京シビックセンター1階展示室 (東京都文京区春日1-16-21)

展示品:丸木位里・俊 原爆の図 『幽 霊』、『火』、『水』(原寸大レプリカ)
    福島第一原発事故の写真、被爆者の描いた原爆、他

主催 「原爆の図」を見る会・文京  後援 文京区教育委員会

問い合わせ 市川一郎 (03-3812-5506)



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