谷根千<記憶の蔵> ちいさな演奏会

2011年05月07日(土)

映画保存協会
TEL 03-3823-7633

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今年3月、蔵を練習場所としてきた若きヴィオラ奏者が高校を卒業しました。
新しい門出を祝って、東京藝術大学新1年生4人の演奏会を企画しました。

この企画は3月13日に予定されていたものです。延期となっていましたが、無事開催の運びとなり、ほっとしています。どうぞお気軽にお出かけください。
(ふたたび余震そのほかの事情で開催されない場合はこちらのwebでご案内します)

会場:谷根千〈記憶の蔵〉 千駄木5-17-3 
映画保存協会事務所奥にあります。Googleマップ

2011年5月7日(土)

■ ちいさな演奏会 ~室内楽四重奏~ <無料>
  ・午後3時15分 開場
  ・午後3時30分 開演 (終演予定 午後4時15分)
  
【演奏者】
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校 2010年度卒業生
Vn.塚本福子(つかもとふくこ)
Vn.北原絢音(きたはらあやね)
Va.吉武志穂美(よしたけしほみ)
Cb.玉山みお(たまやまみお)

【演奏会プログラム】
<ヘンデル:シバの女王>
演奏時間:約3分
単独で演奏される機会が多いが、もとはヘンデルが63歳の時に作曲したオラトリオ「ソロモン」の中の導入曲である。
わずか3分程の長さではあるが、始終活発に動く16分音符の分散和音が宮廷の絢爛たる華やかさを思い起こさせ魅力あふれる曲である。

<ディッタースドルフ:ヴィオラとコントラバスのためのソナタ 変ホ長調>より、
・Allegro(アレグロ)
・Tema con Variazioni(バリエーションのテーマ)
演奏時間は約8~10分
モーツァルトと同時代のウィーン古典派を代表する作曲家の一人で、この曲は1765~1766年に名コントラバス奏者と共に演奏するために書かれた曲である。
共に低音ながら、美しい旋律が目立つ作品。1楽章は、主にヴィオラが旋律を奏で、更に低い和音の響きでコントラバスが主張し、バリエーションでは、共にかけあったりリズムや和音などでテーマを楽しく彩る。

<ハイドン:弦楽四重奏曲第38番Op33-2「冗談」>より、
・Ⅰ.Allegro Moderato(アレグロ モデラート)
・Ⅳ.Final [Presto](ファイナル プレスト)
演奏時間約8~9分
これは1781年に作曲されており、Op33「ロシア四重奏曲」6曲の中の2曲目である。また、終楽章のユーモアな終わり方から、「冗談」というニックネームを持つ。全体的に軽妙でふざけた感じをもつ。
今回演奏する1楽章は、簡潔ながらもよく整い美しいソナタ形式、終楽章は、ユーモア溢れる曲想。今回はチェロではなくコントラバスとでのアンサンブルとなります。愉快に美しく、そして、終楽章の「冗談」に皆様戸惑うことでしょう。そう、それこそが、私達の狙いですよ♪

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  ・主催  けんこう蔵部
  ・協力  東京在宅看護協和会/映画保存協会/谷根千工房
  ・問い合わせ 映画保存協会 tel 03-3823-7633 または 080-6670-0142(谷根千工房/やまさき)
  

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