不忍ブックストリート20周年記念 「しのばずくん文学賞」作品を募集します!【募集期間8/20~31】
2025年07月01日(火) ~ 2025年08月31日(日)
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突然の作品募集に驚かれる方もいらっしゃると思います。(自分たちも驚いています。)ことの経緯は、応募要項下の 呼びかけ文に書きました。お読みいただけたら幸いです。
ご応募いただいた作品は、不忍ブックストリート実行委員による選考を経て、10月28日(火)~ 11月16日(日)に、谷中・HAGISOさんで開催する「不忍ブックストリート20周年」展で展示し、 最終日には、しのばずくん文学賞ほか、特別ゲスト選考委員賞の発表を予定しています。
【応募要項】
◎募集内容 不忍ブックストリートにちなんだ作品
◎作品規定
■ 短編小説、エッセイ、詩、日記、漫画など、言葉を表現に用いた作品
■ 初出、オリジナル、1人1作品に限る。
■ A4サイズ紙(210mm×297mm)の「片面」にタイトル、著者名、本文が収められていること。
・ご提出いただいた原稿がそのまま展示されることをイメージしてください。
・読みやすい文字数としては最大で2000字を目安にしてください。
◎選考メンバー・入賞作品発表
[選考委員] 不忍ブックストリート実行委員
[特別ゲスト選考委員] ササキアイ(文筆家)
2025年11月16日(日) 20周年展最終日 エンディングパーティーにて発表
(賞品は決まり次第こちらでお知らせいたします。)
応募資格
とくにありません。
不忍ブックストリートの活動に関わったことのない方も大歓迎です。
応募受付期間
2025年8月20~31日(郵送の場合は8月31日必着)
応募方法
■ 下記の4店舗いずれかに直接お持ちいただくか、古書ほうろう宛にご郵送ください。
★原稿には必ず下記を記入した「別紙」を添えてください。
・お名前
・メールアドレス
・お電話番号
・ご住所
(後日連絡が必要になった場合に、筆名でメールのやり取りができる方は筆名のみで結構です。)
★データでのご応募は不可とします。
定休日や営業時間などは店舗により異なります。
臨時休業などもございますので、お持込の際は必ず事前にご確認ください。
■ ひるねこBOOKS
https://www.hirunekobooks.com/
■ 往来堂書店
https://ohraido.com/
■ タナカホンヤ
http://blog.livedoor.jp/tanakahonya/
■ 古書ほうろう
https://horo.bz/
[郵送宛先]
古書ほうろう
〒110-0008 東京都台東区池之端2-1-45
パシフィックパレス池の端104号
TEL. 03 3824 3388
★送料は作者さまのほうでご負担ください。
★封筒に「しのばず文学賞応募作品在中」と表記してください。
★原稿には必ず下記を記入した「別紙」を同封してください。
・お名前
・メールアドレス
・お電話番号
・ご住所
(後日連絡が必要になった場合に、筆名でメールのやり取りができる方は筆名のみで結構です。)
■発送方法
不在手続きが必要になるものは、受け取れない可能性がありますので、郵便受けに配達される発送方法をお選びください。
⭕️ 郵便受けに配達されるもの→可
レターパックライト、クリックポスト、普通郵便など
❌ 手渡し配達のもの→不可
レターパックプラス、宅配便、書留
そのほかのご留意事項
・個人情報は実行委員内では共有いたしますが、今後ご本人とやり取りが必要な場合のみ使用し、それ以外では使用しません。
・原稿のご返却はできません。元原稿はお手元に残していただき、プリントアウトや、コピーしたものをご提出ください。
*お問い合わせは、上記のお店または、shinobazu★shinobazu-bookstreet.com(★→@)まで。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
不忍ブックストリートは2005年に発足し、書店、古書店、図書館など「本」にスポットを当てた
「不忍ブックストリートMAP」を製作、無料配布し、またMAP の完成に合わせ、「古本市」と「街歩き」を融合させた初めての
「一箱古本市」を開催しました。
街には、住む人がいて、店があり、路地があり、玄関先に季節の花が咲く。散策に訪れる人がいて、看板猫がいる。散歩する犬がいる。そしてそこかしこに潜んでいる誰かの記憶のかけらや物語から見えてくる街もあります。
そんなことに思いを馳せるようになったのは、ササキアイさんの書かれた「ヨルホンヤ」という一篇のエッセイとの出会いがきっかけでした。
昨年のこと。千駄木の書店〈gururi〉さん発行のぐるり通信『meguru』vol.4をいただきました。A4の4つ折りの誌面を開くと、見開きにササキアイさんの「ヨルホンヤ」と題したエッセイがありました。
そこにはお客さまが重ねてきた歳月に織り込まれた記憶のなかの古本屋が描かれていて、読むうちに、まるで遠い記憶のフィルムがカタカタとまわりはじめたように、若い恋人同士が棚から棚へ背表紙を追い、ふと本を手に取っては、小声でお互いの本を見せ合ったり、そんな店内の風景が目の前に灯りました。そしてそのふしぎな名前のお店が、千駄木のころの自分たちの店だとわかり、店の隅々まで愛おしく感じさせてくれるササキアイさんの文章に、それまでに味わったことのない類の温かな感情が溢れてきてとても驚きました。
(「ヨルホンヤ」は、ササキアイ著
『花火と残響』hayaoki books に収録)
不忍ブックストリートを始めて今年で20周年。ほぼ毎年作ってきた
「不忍ブックストリートMAP」、このなかにどれだけの記憶のかけらや物語が積み重ねられているのだろう。できることならひとつひとつ手にとっていろいろな方たちといっしょに読んでみたいなぁと想像したら妄想が止まらなくなってしまい、不忍ブックストリートのメンバーに話してみたところ、高松の〈珈琲と本と音楽 半空(なかぞら)〉さんの「半空文学賞」のことを南陀楼綾繁さんが教えてくださいました。そう、『ヒトハコ』 創刊号(2016年/ビレッジプレス刊)に、店主 岡田陽介さんが文章を寄せてくださっていたのでした。→
「半空文学賞」の読者寄りのあり方にとても魅了され、妄想は徐々に具体化され、読みやすいボリュームの「A4サイズ」をそのまま踏襲する形で、この節目を飾る新たな試みとして「しのばずくん文学賞」の作品を募る運びとなりました。→
半空文学賞の歩み
そしてなんとたいへん光栄なことに、なんとササキアイさんが特別ゲスト選考委員を引き受けてくださることになりました!
しのばずくんはじめメンバー一同、たくさんのご応募を心よりお待ちしています! (古書ほうろう 宮地美華子)
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