津軽から加藤鉄監督を迎えて『フクシマからの風』『田神有楽』を一挙上映! JAZZ喫茶「映画館」+月1原発映画祭の共同企画

2013年02月01日(金) ~ 2013年02月02日(土)

地域から未来をつくる・ひがし広場 
WEB http://www.jtgt.info/

津軽から加藤鉄監督を迎えて
『フクシマからの風』『田神有楽』を一挙上映!

加藤鉄監督は1995年から4年間、青森県六ヶ所村に通い、『田神有楽』を完成させたあと隣町に移住、ひとり畑づくりの生活に飛び込みました。そして2011年、福島原発事故の1か月半後に飯館村、南相馬、川内村に入り、『フクシマからの風』が生まれます。この2作品に共通して描かれているのは、原発という巨大な文明の対極で、めぐる季節にそって心豊かに暮らす人びとの姿。そこから私たちはどんなメッセージを受け取ることができるでしょうか?
各回の上映後に加藤監督のお話やトークセッション、交流カフェなどがあります。

『フクシマからの風――第1章 喪失あるいは蛍』(2011年/100分)
福島県飯舘村と川内村で、原発事故後も村に残り、山野の自然とつながった暮らしを淡々と続けている人びとを描きます。裏山で山菜や薬草を研究する仙人のような老人、妻を亡くして山奥にひとり住むどぶろくづくりの名人、70年代から続く共同体の村に残り養鶏を営む夫婦など、登場するのは、変化へと勇気をもって一歩踏み出していこうとする人びとです。3.11以後の人生の静かなドラマを寄り添うように記録しながら、フクシマ原発事故の問題を、人間が生きていくという原点から見つめます。

『田神有楽――下北半島/六ヶ所村』(2002年/113分)
青森県六ヶ所村の「核燃料サイクル施設」は核廃棄物の貯蔵処理基地として建設された世界最大規模の原子力施設。1995年4月にフランスから高レベル放射性廃棄物が初めて六ヶ所村に搬入されてからの3年半、揺れに揺れる村の人びととさまざまな出来事を記録する一方、ただひとり土地を売らず稲をつくり、森や神社を守り続ける小泉金吾老人の姿を丹念に追い、その魂に迫ります。土と沼と海に生きる人びとの心と願いをゆるやかな時の流れの中に描いた長編ドキュメンタリー。

加藤鉄監督プロフィール
1951年生まれ。学生時代より映画を撮り始め、初監督作はPFF入選作品『愛していると言ってくれ』(8㎜、1980)。『寓話・伝令』(16㎜、1983)はオーストリア・ブルーデンツ国際映画祭監督賞受賞。脚本も担当した『グッドバイ』(35㎜、1989)はATG映画脚本奨励賞を受賞。『ただひとたびの人』(16㎜、1993)ではトリノ国際映画祭審査員特別賞を受賞。その後『田神有楽』(16㎜、2002)、『フクシマの風』(HDV、2011)。※劇映画作品については「加藤哲」の名前で発表。

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★2月1日(金) 映画とお話@JAZZ喫茶「映画館」
19:00~「フクシマからの風――第1章 喪失あるいは蛍」上映
ゲスト 加藤鉄監督/田中じゅうこう監督(「ムーランルージュの青春」)/福間雄三監督(「女生徒・1936」「私の青空・終戦63」)
上映後、加藤監督を囲んでお客様との質疑応答。
その後、 監督3氏によるトークセッション(200万円で誰でも映画が撮れる時代になっています。そんなフリーシネマ派がミニシアターを今占めて来ていてること。その分内容が吟味されてない、ここから新しい波が出て来るか等々)
■木戸銭¥500+ドリンクオーダーお願いします。
■会場:JAZZ喫茶「映画館」(文京区白山5-33-19)
■問い合わせ  03-3811-8932
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★2月2日(土) 第10回月1原発映画祭@谷中の家
【昼の部】13:00開場
13:30~15:10『フクシマからの風――第1章 喪失あるいは蛍』上映
15:20~16:30 加藤監督のお話と交流カフェ
■参加費:500円(交流カフェは別途飲食代として200円~カンパをお願いします)

【夜の部】17:00開場
17:30~19:25『田神有楽――下北半島/六ヶ所村』上映
19:35~20:40 加藤監督のお話と交流カフェ
■参加費:500円(交流カフェは別途飲食代として500円~カンパをお願いします)

《昼・夜共通》
■会場:谷中の家(台東区谷中3-17-11)
 メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
 よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
■定員:各30人(要予約)
■申込み方法:以下のいずれかの方法で必ず予約をしてください。
1.ひがし広場のHPの申込フォームから
【昼の部】ここから
【夜の部】ここから
2.メール masa5884@y8.dion.ne.jp (件名を「月1原発映画祭申込み」としてください)
3.電話  050-3059-6328 (小林)
※キャンセルされる場合はご連絡をお願いいたします。

主催:地域から未来をつくる・ひがし広場 

◎これまでの月1原発映画祭の開催レポート
 

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