D坂シネマ2012   今年は松川八洲雄作品『JAPAN』(1973年)をニュープリントで。

2012年10月14日(日) ~ 2012年10月16日(火)

谷根千工房
TEL 03-3822-7623 または 080-6670-0142(やまさき)
WEB http://www.yanesen.net/

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ふだん観る機会の少ない記録・文化録映画を上映するD坂シネマ、今年は海外へ日本を紹介する大型特別制作番組、「JAPAN」(監督/松川八洲雄 1973年)をニュープリントでお届けします。芸工展2012芸工展2012参加企画

会場:谷根千<記憶の蔵> 1F
東京都文京区千駄木5-17-3(ステーションきょうわ奥)
蔵へのアクセスはこちら、またはGoogleマップをご覧ください。
*映画の上映は無料です。
*築100年を迎える蔵の修理・維持・再生カンパ(500円程度)にご協力ください。

カフェ・売店あります。

●10月14日(日) 14:00-20:30(開場は13:30)出入り自由 すべて16ミリ

<1部> 14:00~16:00 
「文京区所蔵フィルムを全部見る計画」よりおすすめセレクト

「母として私たちは学ぶ」 (1965年収蔵 20分 モノクロ)通信性教育を受講する母親の姿。都立上野高校が舞台。

「集団討議/司会者編」 (1969年収蔵 30分 モノクロ)話し合いはどうしたらうまく運ぶか、その秘訣を伝授。会場爆笑の1本。

「三等賞の小山羊」 (1958年収蔵 50分 モノクロ) 村祭りのマラソン大会、弟のために奮闘する兄さんの姿。イラン映画「運動靴と赤い金魚」の日本版ともいうべき作品。貯蓄増強委員会制作、監督/佐藤武 

<2部> 16:15~18:00
東北 ―よく知らなかったことばかり―

「中尊寺」(1951年 20分 モノクロ) 藤原氏のミイラの科学的調査と当時の生活。朝日新聞文化事業団企画・制作。

「農の祈り -東北の人と文化 第5集ー」(1990年 30分 カラー)いまに伝わる東北の農耕祭、新潟ホンヤラ洞、秋田刈和野大綱引、福島会津田島祇園祭などを紹介。制作/東北映画製作所・企画/東北電力

「津軽のイタコ」(1994年 37分 カラー)死者の言葉を語る巫女の「口寄せ」、巫業の記録。桜映画社制作。

<3部> 18:15~19:45 終映後ゲストを囲んでの懇親会 ゲスト/まつかわゆまさん
上映機会の少ない貴重な作品をニュープリントで

「JAPAN」(1973年 80分 カラー) 監督松川八洲雄が宮本常一に啓発されて企画した日本紹介作品。これは、海外における日本・日本人理解を目的に公募され、もっとも評価されたもの。
火・水・土・人の4つをテーマに、ユーモアと風刺にあふれた日本と日本人の姿を描く。
英語字幕。製作/放送番組センター、監督・脚本/松川八洲雄、音楽/間宮芳生、朗読/佐野浅夫・加藤道子。


●10月15日(月) 18:30~21:00(開場18:00)すべてDVD
2011.3.11 以降に考えること


[プログラム]

「駒込谷根千光源寺隊支援報告」2012年/22分
東京にいて何ができるだろう。向丘にある駒込大観音光源寺、プロの手の入らない手作りの縁日「ほおずき千成り市」はそのまま町の防災を考える場にもなっている。ここを拠点に福島県いわきの四倉や久ノ浜とつながった。撮影+編集・小松崎栄一

「避難所となった平工業高校~文京区のボランティア加藤さんに聞く」 2011年/8分
福島県いわき市平工業高校に3月26日から支援のまとめ役ではいっている加藤良彦さん(東日本大震災支援文京ボランティアグループ代表)をお訪ねして話を聞いた。撮影・ナレーション 森まゆみ/編集・川原理子+木崎貴幸/制作・映像ドキュメント

「今伝えたいこと(仮)」 2012年3月11日 笹塚ファクトリーでの公演を収録/30分
福島県相馬の高校生自身が創り、訴える、福島の今、私たちのこと。

「南相馬 吉田邦雄さんのお話~原発いらない地球(いのち)のつどい 分散会」2012年/38分
2012年3月11日、福島県郡山のビックアイ市民プラザで行われた「原発いらない地球(いのち)のつどい」。分散会「高汚染地区住民として」で話される南相馬の状況。除染、避難、健康調査…。撮影・西中誠一郎/編集・荒川俊児/制作・映像ドキュメント

「シェーナウの想い~自然エネルギー社会を子どもたちに」 2008年/ドイツ/60分
ドイツ南西部の小さなまちシェーナウ市で、ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでの軌跡を綴るドキュメンタリー。監督:フランク=ディーチェ+ヴェルナー=キーファー/日本語翻訳;及川斉志
*シェーナウ市:ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州レラッハ郡に属す都市。ドイツの行政単位では市となるが、人口約2500人なので日本の感覚では町や村に近い


●10月16日(火) 18:30~21:00(開場18:00)すべて16ミリ
日本はどうしてこうなったか、そして今どこにいるか

「激動の記録3」(25分 モノクロ) 昭和29~33年。第5福竜丸の被爆、連絡船転覆、森永ヒ素ミルク、国連加盟、東海村原子炉…。東映ビデオ制作。

「激動の記録6」(25分 パートカラー) 昭和44~47年。原子力船むつ進水式、よど号ハイジャック、三島由紀夫切腹、パンダ来る…。東映ビデオ制作。

「JAPAN」(1973年 80分 カラー・ニュープリント) 監督/松川八洲雄 *再上映

*上映作品は変更する場合があります。

主催 谷根千工房
協力 川本真理、NPO法人映画保存協会小型映画部、映像ドキュメント
映像協力/放送記録センター、東京都立多摩図書館、アカデミー文京、NPO国際ヒーリング看護協会

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