その日に観る『黒い雨』2023 in 谷根千記憶の蔵

2023年08月05日(土) ~ 2023年08月06日(日)

今村プロダクション
TEL 070-8368-7851 (17時~21時)
E-MAIL imaprox@tree.odn.ne.jp

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もう観たことがある方も、一度も観たことがないという方も。
毎年8月には観て欲しい映画です。   

各日2回、計4回上映

8月5日(土)13:00(日本語字幕入)/16:00(日本語字幕無)
8月6日(日)13:00(日本語字幕無)/16:00(日本語字幕入)
*開場は開映の30分前 *Blu-ray上映

会場:谷根千<記憶の蔵>
   〒113-0022 東京都文京区千駄木5丁目17-3
   蔵への地図はGoogleマップ
料金:梅ジュース付き 1,000円
定員:各回17名 予約優先 定員に達しない回は当日も受け付けます。

『黒い雨』(1989年/今村プロダクション、林原グループ/123分)
監督:今村昌平/原作:井伏鱒二/脚本:石堂淑朗、今村昌平/撮影:川又昻/音楽:武満徹
出演:田中好子、北村和夫、市原悦子、小沢昭一、三木のり平

ご予約お申込・お問合せ:今村プロダクション
メール:imaprox@tree.odn.ne.jp
電話(17時~21時):070-8368-7851

主催:今村プロダクション 
共催:谷根千工房、芸工展事務局有志、コガタ社

*今村昌平(『黒い雨』公開時のパンフレットより)
少年時代から井伏ファンであった。井伏鱒二は憧れの作家だった。
大学時代、尊敬する友人が、井伏鱒二なんか認めないとグチャグチャ云い、しかも誤って「井伏タラジ」と云った、マジでである。
殴ろうと思ったが満員のバスの中なので殴らず、しかし絶交した。
この映画の中に、少しは「自分」を出したく前後に矢須子の四国巡りの乞食巡礼を付け加えた。そこはカラーなのである。
トップは、雪がまだだったから半月かけてラストの二十分を撮った。
つなげてみて反省した。折角撮った二十分を切った。
安直に「自分」を出そうなんて事は出来ないのを知ったのである。
スタッフは皆反対だったが、我儘を通した。高価な試行錯誤だと云われ、その通りだと思った。
鈍根なのである。ラストの数シーンを書き直して撮った。
矢張りこの方が良かったと思っている。
この映画の観客へのメッセージは、声高であってはならない。
声低でなければと思い続けて演出した。
いつも後頭部に井伏さんの布袋さんみたいな顔が張り付いているような気がした。
何度か井伏さんと飲んだが、何時も声高でなく、声低であった。




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