2011年5月の半ばに大塚モスクの物資を運びながらいわきモスクの炊き出しを手伝いに行った。行く途中に東海村,勿来の関、東京電力の火力発電所などを通った。
いわきは30万人を超える大都市なのに、海際の避難所の炊き出しをなぜ東京から行わなければならないのか、まずそれが疑問だった。しかしいってみるといわき市部と海際は分断され、いわきの内陸の人々も3月11日,4月11日の2回の地震の後始末で大変だった。また原発まで30キロくらいで、こどもを連れていわきから出ている人も多い。原発労働者はいわき湯本の旅館から福島第一に出勤していた。
「困った人がいたらどこでもすぐ助けに行く」というイスラームの精神には感銘を受けた。大塚モスクは現在までに99便の支援を行っている。
いっぽう震災から2ヶ月たって少なくなった避難所には、お年寄りや幼児を抱えた主婦など出ることが困難な人々が残っていた。
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