宮城県丸森町で畑をやっていた4年以上、体の具合がおかしいと、峠を越して隣りの福島県新地町にある荒治療院に通った。荒利美先生は近くの自然の音を集めたり、アフリカの太鼓を子どもと叩いたりするアーティストで、治療のしかたもアーティスチック。
地震のあと、御無沙汰をお詫びがてら新地を訪ねた。新地町にはわが親戚もいて、台所のこして家が壊れたと聞いた。被害が大きかったが、ほとんどメディアでは取り上げられない町。
もっとすごいオフレコ話もあったが、配慮しつつまとめました。でももういいよ、みんな本当のことを語ろう。先生は原発で働く労働者の健康をしきりと心配しておられた。お元気で、また会いましょう。
(森まゆみ)
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