ちょうど1年前の4月、谷根千地域で「ダムとわたし」映画祭が行われた。
岐阜県徳山ダムは1950年代から揖斐川上流に計画された日本最大の多目的ダム。反対はなかったが徳山村全村が水没。
増山たづ子さんも村の写真をとりつづけたが、おなじく岐阜出身の写真家の大西暢夫さんもながらく現地へ通い、写真集と映画『水になった村』を完成させた。このトークは根津ふれあい館での上映会後の話。
ダム計画が突然おこり,静かな村人の生活をこわし、彼らはふるさとに残れず都市に移って、自然によって生かされた暮らしからスーパーで野菜を買う生活に替えさせられた。まるで福島原発で避難させられた住民と同じことが起こったのである。いまこそ耳を傾けてほしいはなしだと思い、ここにアップします。大西さんはその後、岐阜で農業をしているそうだ。(森まゆみ)
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