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| 単行本： | 261ページ |
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| 出版社： | 晶文社 |
| ISBN-10： | 4794969333 |
| ISBN-13： | 978-4794969330 |
| 発売日： | 2016年8月26日(金) |
| 著者： | 森まゆみ |
| 価格： | 本体 1,800円 + 税 |
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2011年3・11の地震と津波、そして東京電力福島第一発電所の大事故。地域の中で小さな暮らしを心がけてきた私は、2012年夏、ドイツに出かけました。よその国の事故ですぐさま、原発政策を180度転換し、原発廃止を決めてしまうドイツってどうなってんの？ そこにはチェルノブイリの事故でジビエやワインが飲めなくなった経験が、ベラルーシの子供たちを保養させた経験が、溜まっていました。そして、怖がりで合理的なドイツ人たちは、石油を燃やすよりも自分の家を断熱して熱効率を高める、などの誰でもできる実践を始めたのです。石油を使えばアラブの王様が儲かる、でも家を断熱改修すればうちの町の工務店が儲かる。そんな風に、いいことだからやるというより、経済効率を良くするためにやる、先を見据えて、そのドイツ人たちの実行力には驚きました。
