単行本: | 320ページ |
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出版社: | 平凡社 |
ISBN-10: | 4582836275 |
ISBN-13: | 978-4582836271 |
発売日: | 2013年6月27日(水) |
著者: | 森まゆみ |
価格: | 本体 1,900円 + 税 |
明治44年、日本初の女性による、女性のための雑誌『青鞜』が駒込林町で創刊された。 70年後、同じ千駄木で地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を立ち上げた著者は、『青鞜』の同人たちが皆谷根千周辺に住んでいたこと、広告に見る地域性、などを調べ、明治から大正にかけてこの町を歩き回っていた等身大の『青鞜』同人について語る。特にらいてうを後押しして事務を引き受けた保持研や、巣鴨で養蜂をしながら応援した岩野清などにも光を当て、一つの雑誌の創刊から終刊までを描く。雑誌編集と地誌から『青鞜』を読み込んだ初めての試み。 第24回紫式部文学賞受賞。