出版社: | 学陽書房 |
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ISBN: | 4-313-86012-6 |
発売日: | 1999年3月31日(水) |
著者: | 森まゆみ |
価格: | 1500円 |
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産んじまったんだ、仕方あるめぇ
とびはねて町を行く筆者が「走るひとり親」に続いて描く痛快エッセイ
子どもを育てるのに過保護でもいけないし、放任でもいけないとよく言われる。周囲を見回すと、子どもの成績に一喜一憂し、小さいころから受験勉強のレールを敷く親の方が多いように思う。
彼女たちから見ると私は放任の親だろう。だれかの家に遊びに行ったってイチイチお礼などいわないし、授業参観にも行かない。しかし私は気持ちのうえで、 "子棄て"をしているわけではないので、子どもと話したり遊ぶ時間はかなり長いと思う。そしてどんな人間に育てたらいいのか、私なりに悩んできた。
<あとがき>より
おお、仲間たち―新しい十年 / 悲惨な配達 / 女三人艱難子連れ旅 /老いの自覚 / 娘の高校受験 / 十人目の赤ちゃん / 旧友再会 /髪型のアルバム / 育児ものどもと過ぎれば― / 野球少年バンザイ!
一番のゼイタク / タクシー勉強法 / 病院銀座の町 /人生、勝負はここじゃない / 校歌の話 / "ヤンキーなババア" /乳房のうた / 表参道、天中殺通り / コミケとフリマ /毎週一人から毎日九十人に― / へらず口集
箱根旅行、ふたたび / 耳ざわりな言葉 / 子どもは町に放牧せよ /お父さんの環境教育 / 日本国憲法に「男女平等」を書いた女性/容貌コンプレックス? / クルクル変わる出産・育児法 /お小遣いについて / 選び直す人生 / 北海道のおじいちゃん/なんというぶっとい生き方 / スロースターター
あとは本人次第-あとがきにかえて