森まゆみの本
明治東京畸人傳
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出版社: |
新潮社 |
ISBN: |
4-10-410001-3 |
発売日: |
1996年1月25日(木) |
著者: |
森まゆみ |
価格: |
1553円 |
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この町を愛した
この町に愛された
谷中五重塔、上野不忍池、千駄木、根津、本郷、東京の古い街並みに残されたとっておきの25人の物語
本書はかつてこの町に姿をみせた、気になる人たちの路上の肖像である。ほんの少し町をかすめた人、町に何かを置き忘れていった人、足早に通り過ぎた人、町の人がいまだにその名をささやく人、一時大変に町の話題になった人・・・・・。ふっと現れ、ふっと消えた、そんな人たちのことを書きとめてみた。
<あとがき>より
目次
- エルウィン・ベルツの加賀屋敷十二番館
- 横山松三郎の池之端通天楼
- 池之端仲町二十七番地守田宝丹翁事跡
- 山口半六の東京音楽学校奏楽堂
- 駒込林町 悲運の久野久
- 木村熊二・鐙子の谷中初音町二丁目二番地
- 相馬愛蔵・黒光夫妻の駒込千駄木林町十八番地
- 岡田虎二郎と日暮里本行寺静座会
- 薮蕎麦発祥の地 団子坂の三輪伝次郎
- 河口慧海の根津宮永町雪山精舎
- 村山槐多の歩いた田端と根津
- 福士幸次郎の田端楽園詩社
- サトウハチローの桜木町と弥生町
- 吉丸一昌の動坂町三百五十七番地
- 殿様作曲家松平信榑の桜木町アオイ横丁
- 春日とよの上野桜木町二十二番地
- 古賀忠道の上野動物園ひとすじ
- 桃川燕雄の谷中初音町の茅屋
- 団子坂の先生・物集高量の大往生
- 山車の行方-人形師原舟月のこと
- 露伴が谷中にいた頃-五重塔の話
- 白秋の墓-天王寺墓畔吟
- 川端康成-駒込林町雨戸のおまじない
- 円朝谷根千めぐり
- 渡辺治衛門て誰だ
- 路上の肖像-あとがき
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