地域雑誌 「谷中・根津・千駄木」 74号

白くふわふわしたもの パンまたは麺包あるいはブレッド / 宮本百合子

2003年10月15日(水曜日)発行  525円  在庫切れ

74号 白くふわふわしたもの パンまたは麺包あるいはブレッド / 宮本百合子

※クリックで拡大

白くふわふわしたもの その1 朝一番早いのはパン屋さん

あるとき、
「この町のパン屋のレベルは相当高い」
と続けざまにいわれた。
うすうす感じていたことだった。
おぬしも気づいたか。

白くふわふわしたもの その2 駒込林町の百合子さん

白い、むき玉子のような
と平塚らいてうは書く
グルーミイな感じの全くない黒白鮮明に分かれた明らかな感じ
と円地文子は書く
気取るところもないが、不必要なはにかみなどもなく
と金田一京助は書く

百合子の住んだ駒込林町二一番地には、
中條家のあずき色の門柱だけが残る。
町の人の記憶に残るのは、
聡明で、明るくて、優しくて。そして、
白くふわふわした人。
地域雑誌「谷中・根津・千駄木」其の七十四 二〇〇三・秋

◎特集/白くふわふわしたもの その1 パンまたは麺包あるいはブレッド
朝一番早いのはパン屋さん

◎特集/白くふわふわしたもの その2 宮本百合子
駒込林町の百合子さん

◎平櫛田中と谷中上野桜木
祖父と、祖父のいた町のこと−平櫛弘子さんに聞く

◎まちの風景
鋸屋根に魅せられて--吉田敬子

◎寄稿ー取り壊しまであと一年
続・日暮里駄菓子問屋街の消える日--阿部清司

◎駒込坂下町の講談社
加藤丈夫著「『漫画少年』物語」を読む

◎Mの旅日記 碧海紀行

◎おいしい店見つけた
根の津(讃岐うどん)--中濱潤子

◎73号補遺 煉瓦を訪ねて深谷まで

◎まんが谷根千秘録2--つるみよしこ

●剪画/「中條家の門柱」--石田良介
●確連房通信 ●おたより
●谷根千ちず ●編集後記 ●お知らせ

 

>> 一覧ページへ戻る