地域雑誌 「谷中・根津・千駄木」 2号

寒い日はお風呂へ行きませう

1984年12月15日(土曜日)発行  250円  在庫切れ

2号 寒い日はお風呂へ行きませう

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特集 寒い日はお風呂へ行きませう

ご存知、江戸名物浮世絵風呂。
火事を出さぬよう、江戸ではいかなる大家といえど、町人は内風呂を許されない。そこで、銭湯が大はやり。ことに職人は何をおいても朝湯へ行く。歯楊子をくわえ、方へ手ぬぐいをのせ、草履をつっかけてそりゃ粋なもの。人が集まれば世間話に花が咲く。お上は必ず銭湯に密偵を張り込ませて情報収集したぐらい。

さて時移り、昭和元禄の浮かれ様もやや下火の今日このごろ、斜陽を嘆かれる銭湯のありさまやいかに。と探し歩くと、ありましたありました、この街に十五軒、いまだにかまどの火を絶やさないお風呂が。

まずはタオル片手にタライを抱え、ときには子どもも連れて湯めぐりしてみた次第。

其の2 1984.12.15
銭湯特集(32p)

谷中・延寿寺-スケッチ/河原史敬
寒い日はお風呂へ行きませう
谷根千湯屋めぐり-真島湯、朝日湯、初音湯、世界湯、柏湯、菊の湯、人参湯、六龍鉱泉、山の湯、宮の湯、梅の湯、大菊の湯、宝湯、鶴の湯、富久の湯
銭湯あれこれ
聞きかじりエピソード
柏湯と善光寺湯
花電車のころ-森晃子さん
この街にこんな人(千駄木)-浩の宮様の産着を縫った・楜沢多美次さん
この街にこんな人(根津)-爬虫類研究所・高田栄一さん
郷土史発掘-根津とレンズ-小瀬健資
情報トピックス
手仕事を訪ねて1-武関花篭店
谷中銀座-スケッチ/つるみよしこ
味のグランプリ-手打ちラーメン・玉川(千駄木)
自然食雑感-鳥居房枝(根津の谷主人)
著者自筆広告一-草野のりかず「ぼくらの三角ベース」平凡社
ひろみの一日入門1-今日は八百屋の看板娘ダ!-対馬青果店(千駄木)
谷根千マップ
編集後記
お知らせ
文化ガイド
根津の三階家について

 

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