ごあいさつ

1984年10月に創刊した地域雑誌「谷中根津千駄木」は、2009年8月に94号をもって無事終刊いたしました。永い間、ご愛読くださいましてありがとうございました。
谷根千工房は同じ場所で、今年一年、在庫の注文を受け、発送・配達を行ってまいります。(トータルで1万冊の在庫があります。どしどしご注文ください)
また、これまで集めた地域資料は散逸させず、資料庫として社団法人在宅看護協和会の所有する蔵の二階をお借りすることになりました。これからはすでに蔵を活用しているNPO法人映画保存協会と協力して、「谷根千〈記憶の蔵〉」をゆっくりと整えてまいります。
そしてウェブサイト「谷根千ねっと」は、株式会社トライの管理により、引き続き更新してまいります。
今年一年、私たちはそれぞれの場所で活動していくつもりでおります。

谷根千工房
森まゆみ 仰木ひろみ 山崎範子 川原理子(年の順)

2009年8月

経過報告

谷根千終刊からすでに11年半経ちました。その後の変化をご報告します。
相変わらず、谷根千工房は「谷根千記憶の蔵」を根城に活動を続けています。在庫はかなり少なくなりました。
最近では谷中の景観を守ることを求めるチェンジオルグを立ち上げました。

キャンペーン · 東京のオアシス、寺町谷中の建物や路地を残したい · Change.org

この運動は地域の皆さんの努力が大きく、三本の都道拡幅計画は中止に、また道沿いを高層化されないよう地区計画などで守っていく方向になっています。
コロナの中で地域からインバウンドの外国人は消え、また見学者も少なくなり、経営の厳しくなっているお店を応援していきます。

三人の現在の主な活動は
森 アーカイブづくり、執筆、各種委員など
仰木 千駄木安田楠雄庭園マネージャー
山崎 月刊「地域人」編集、月刊のこぎり屋根主宰