くまのかたこと - 旅の宿編

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湯西川国際観光ホテル

20年近く前、末っ子をつれて栃木でひらかれた町並み保存ゼミに出た帰り,ここによった。その前の年,沖縄だったので、次々山家を見せられ,わたしはやっぱり海が好き,と悪態をつきたいような気持ちだった、しかしそのころ湯西川は平家の落人部落という事で売り出し中,豪快な露天風呂もあり、いろり端でのイワナや肉の串焼き、青竹に入った冷や酒も美味しかった。

10年の後,前の良い印象があって再び泊まったが、豪華な絨毯のロビー、シャンデリアとこけ脅かしが目立ち接客といい,料理といい最悪であった。
おかみが十二単のような衣装で土地の歌を歌いだしたときはちょっと戻しそうになったぐらいである。団体客ばかりであった。秘境というのをメデイアが消費するのにじかんはかからないものだなあ。

森まゆみ
2007年4月23日(月曜日)公開

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