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horo@yanesen.net
旅するブルース・マンAZUMI、2月8日ほうろうに参上!
2006年1月16日(月曜日)公開
『ぐるり』
& 古書ほうろう presents
AZUMI Live at HORO
(映画『地下の日だまり』上映付き)
日時:2月8日(水)19時30分より
場所:古書ほうろう
入場料:1500円(振る舞い酒あり。持込み可)
問い合わせ先:03-3824-3388(古書ほうろう)
あけましておめでとうございます。ほうろう今年最初のイベントとして、大阪からAZUMIさんをお迎えすることが決まりましたのでお知らせします。AZUMIさんは関西の音楽好きならみんな知ってるブルース・マン。シブい喉、イカしたギターに楽しいおしゃべりの、魅力的なおっさんです。寒い日が続いていますが、お酒でも飲みながらAZUMIさんの唄に耳を傾ければ、身も心も暖まること請け合い。仕事は早めに切り上げて、ぜひ古書ほうろうまでお運びください。
(AZUMIさんの詳しいプロフィールは
こちら
)
また、この日は、演奏の前に映画の上映も行います。旅人でもあるAZUMIさんは、一年の大半を、行く先々で演奏しながら暮らしているのですが、そんな日々を、インディーズ映画の世界でその名を知られる小沢和史監督が追ったドキュメンタリー映画、題して『地下の日だまり』です。詳しくは、最後に監督自身の文章を載せますので、そちらをご覧ください。
(小沢監督の詳しいプロフィールは
こちら
)
なお、このイベントは、中央線沿線を中心ととした情報誌『ぐるり』編集人の五十嵐さんと、モクローくんこと南陀楼綾繁さんの、ひとかたならぬ協力を得て実現しました。おふたりからコメントをいただきましたので紹介します。
ブルースなんてよく知らないけど、
AZUMIさんの歌声には心惹かれる。
ぼくがいちばん好きなのは「黄昏ビヤホール」という曲です。
ほうろうのライブでも演ってくれるとウレシイなあ……。
(
南陀楼綾繁
)
悪魔から魂を譲り受けた男、アズミ。
彼の奏でる音楽はすべて「アズミ」という名の音楽になる。
ジャンル分けなんて意味がない、何とも形容に困る人/音楽だ。
その唯一無比のギターと歌は体験するのが一番。
さあ、「アズミ・ワールド」へようこそ。
(
五十嵐洋之/『ぐるり』編集人
)
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映画『地下の日だまり』レポート 小沢和史
(『ぐるり』2005年10-11月号より転載)
今、僕はブルースシンガー・アズミを昨年12月から今年の夏まで追った『地下の日だまり』という映画を制作中である。ライブ本数年間記録保持者であるアズミのライブ巡り〜神戸でのレコーディング〜大阪「春一番」の出演〜トランペット奏者・沖至氏とのフランス・ツアー〜来日したジョン・ハモンド氏のオープニングアクト〜ネズミのようにあちらこちらへと駈け回った映画制作報告です。
新曲「アズミのマンボ」が始まる。アズミは電気を食うかのようにギターを鳴らす。会場は岡本喜八監督『ジャズ大名』のワンシーンのようだ。熱に浮かれた者たちが今夜も、ここに、いる。
表現者というのは誰でもどこか化け物っぽいところがあると思うが、その中でアズミさんはマイペースで弾き歌い続ける化け物なのだと思う。マイペースとは、自分の居場所と自分のリズムを持っている、ということだ。
「春一番」という風の名のお祭りには、旅をする音楽家達の出会いと別れがある。例えば、アズミさんとヤスムロさん。二人は高校時代の悪ガキ仲間であり、その後はブギヴギボーイズを結成している仲だ。ブギヴギボーイズを解散してそれぞれの道を一人で歩き出した二人がこの「春一番」で再会し、舞台で音楽を奏でる。演奏中に笑い合う目には、始まってしまった旅を何処までも共にするぞというような、肝の据わった、絆を感じる。
フランスで生活しているトランペット奏者・沖至さんはとんでもなくあったかいトランペットを吹く。今回のフランスツアーで沖さんの口から「先天的な知恵」という言葉が出てきた。それは今回の旅を予感する言葉だった。大人にも赤子にも、鳥にも虫にも、植物や水にも、命あるものに先天的に宿っている知恵。命を感じたり、命で笑ったり、命を食したりすることによって、僕らはこの先天的な知恵を共有しているのだと思う。あたたかい日差しや美味しいワインや楽しい会話の染み込んだ即興音楽は、僕を懐かしい気持ちにさせてくれる。ここを感じてカメラを回すということが今回の僕のテーマだった。
フランスのアズミさんは生音にこだわりを見せていた。アズミさんが電気を通さずに奏でた生音は不思議と会場中に響き渡った。お客さんも息を潜めて聴いたのだ。その音色はまるでギターの呼吸を聞いているかのようだった。沖さんの爆発するトランペットと息するアズミ・ギターが即興詩を朗読しているようだった。
僕は、即興音楽に触れて、カメラを持つ気持ちが大きく広がったのを感じた。パリをフレームで切り取る際にも影響を感じた。例えば、楽屋でアズミさんがギターを弾き始め、窓辺から眩しい日差しが入ってきていて、そこに人が集まったりして窓辺に集まる小鳥たちを連想したりして、「あ、この窓。いいな。」と思い撮影する。僕はカメラを手にして疼き始めたのだ。初めて絵の具で紫陽花や犬を描いた時のような、初めて一眼レフで近所の犬を撮影した時のような、そんな気持ちでビデオを回し始めたのだ。撮影が終わったら次は編集作業であるが、パリで見たパブロ・ピカソの「ギターを持つ男」は胸に刻んでおこう。
今回の映画制作ではたくさんのトキメキがあった。なので、メルシー僕は、「トキめいたりー映画」を作ろうと思うのだ。そして、たくさんのドキドキがあった。だから、メルシー僕は、「どきっメンタリー映画」を作ろうと思うのだ。
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