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日々録   2006年4月
No.1041  2006年4月1日(土)

 小森家から店に戻る夜道、自転車ごと毛家麺店の側溝に落っこちそうになり、ふっ、と、アジアに行きたくなる。道路のでこぼこが強烈に恋しくなった。

 なんやかやで今年も下ばっかり向いて生きてたら、いつの間にか桜が満開でやんした。あー。
 
 でも今日は前から楽しみにしてたイベント。店を抜けて、道すがらの満開の桜を仰ぎながら、谷中のアトリエ・アラン・ウエストへ薩摩琵琶のライブを聴きに行ってきた。
 アトリエ奥に設えられた舞台には、アラン氏作の絢爛豪華な桜絵の屏風が。これもまた贅沢な花見。
 昨年のほおずき千成り市で、川嶋信子さんの琵琶を聴いて以来、次はじっくり聴いてみたいと思ってたのだ。今日は川嶋さんと久保田晶子さんのふたりでの演奏。場内は満員。
 琵琶、つくづく見ると、置いてあるだけで音や物語が聴こえてきそうな存在感。お面のようでもある。
 演目は、「ゆきあい」、源氏物語より「春の宴」、「My Favotite Things」、「花」、休憩を挟んで泉鏡花の「薬草取り」。
 艶やかな女声の謡で綴るオリジナル、泉鏡花原作『薬草取り』は、すばらしかった。
 休憩時間中に、ちょうど私の横にあった枕屏風を眺めていた。遠くに水の気配のある深い森である。だんだんと樹々の湿度が伝わってきて、座布団から足を伸ばしたら、草の露がズボンにつきそうだった。山道の匂いがした。
 そうして始まった『薬草取り』だったから、格別だ。琵琶の、ベベン、ベベン、だけでない、様々な音色がまた、物悲しい話を引き立てる。また、聴きたい。
 川嶋さんは、池之端の水月ホテル鴎外荘「舞姫の間」にて、月に1〜2回くらい演奏中(詳細、問合せ 0120-266266)。また週末には日暮里駅の人力車「音羽屋」さんのところでも、演奏しているようです。


 さて、「一箱古本市」。100人の店主さんが決まりました。みなさま、よろしくお願いいたします。当日の持ち物や、値札についてなどの詳細は10日くらいにはお手元に届くと思いますので、しばしお待ちください。

 また、一緒に盛り上げて(盛り上がって?)くださるご近所のお店の協賛企画も募集してます。
 たとえば、読み終った本がたまってるからうちの店でも売ってみるわ、とか、実はわたくし蔵書票コレクターでして、本好きが集まるのなら売りたくはないですがちょっと展示してしまいます、とか、乱歩の作品を3つ言えたらビール100円引きしちゃうよ、とかも、嬉しいなぁ・・・。
 ともかく本と繋がりがあれば、大歓迎です。
 古書ほうろう、往来堂書店、オヨヨ書林に直接声を掛けていただくか、hitohako @yanesen.org宛に「協賛企画」と題してメールをお送りください。協賛金、参加費などはいただきません。不忍ブックストリートの公式サイトで告知をいたします。またチラシを作って持ってきてくだされば、お配りいたします。すでに、何軒かのお店が手を挙げてくださってます!お楽しみに。

『不忍ブックストリートMAP』も、ようやっと印刷に入りました。
たくさんのお店が広告出してくださいました。本当にどうもありがとうございます。10日前後くらいからお配りできると思います。

 そんなこんなで、「一箱古本市」に向けて準備は着々と進んでます。ポスター貼りにご協力くださっているお店屋さん、ギャラリー、町会の方々、ありがとうございます。
 助っ人にもたくさんの方が手を上げてくださり、本当に心強いです。ポスター貼りで動いてくださってるみなさま、ありがとうございます。でも、断られるとけっこうへこみますから、無理しないで。(ノルマとかないので)
 当日の助っ人も引き続き募集中です。一日中でなくても構いませんので、どうかごよろしくお願いいたします。お申込みは、hitohako@yanesen.orgまでメールをお願いいたします。

 宮地と遅番の帰り、狸坂公園のベンチで缶ビールと竹輪。
とら猫が一匹寄ってきて、1メートルくらいのとこにちょこんと前足揃えてお行儀よく。
一緒にたわわの夜桜仰ぐ。

 ふぁ〜、やっと日々録書けた〜。

(ミカコ)



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