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雨のなか、早番で出勤。午前中は品出し(下記のものほか)、午後は来月のシフト表作りを黙々とこなしました。
筑摩書房『サド侯爵の手紙』澁澤龍彦 3000円(初版・函やや汚れ・帯B)
筑摩書房『小説家夏目漱石』大岡昇平 1500円
永田書房 芥川龍之介句集『我鬼全句』 2000円 B(初版・函・丸印書込み)
大和書房『八切日本史 わが腹は赤かりき』八切止夫 2000円(初版)
NTT出版『ビックリハウス驚愕大全』監修:萩原朔美 2800円(初版)
ところで、本日特筆すべきは無明舎出版さんのこと。一昨日の閉店間際、『ナンダロウアヤシゲな日々』の最後の1冊が売れてしまったので昨日電話で注文したのですが、なんと今日の昼過ぎに到着。凄い。注文から到着まで24時間かかっていません(東京からならともかく、無明舎さんは秋田です)。おまけに、料金後払い&送料・振込手数料版元負担と、大変良心的。感服いたしました。
定時に上がった後は、江東区森下文化センターへ。放浪のちらし絵師「久原大河 ポスター・チラシ展」の最終日。前回、根津のNOMADさんでの時よりも点数は多め、サイズは小さめ。今年に入ってからの新作もあり、合流したミカコともども堪能しました(日暮里サニーホール寄席のチラシを手がけていることをはじめて知りました。灯台下暗し)。その後も、文化センターそばの大衆酒場「魚三」で軽く一杯、西大島に移動して久しぶりの「たなべ書店」、と充実した夜になりました。ちなみに「たなべ書店」での僕の収穫は下記の2点。
福武文庫『スペイン読本』逢坂剛 選
話の特集『スペイン巡礼』天本英世
2冊合わせて890円。よい買い物ができました。
<今日店でかけたCD>
『Something/Anything?』Todd Rundgren
雨がやんで陽が差してきた昼下がり、本当に久しぶりにこのアルバムを聴きました。たぶん誰かが最近店でかけたのでしょう、奥の方に仕舞われていたはずのものがすぐそこにあり、ごくごく自然に手が伸びました。その昔「好きなレコードは?」と云われれば真っ先にその名を挙げ、旅に出るともなれば持っていくテープのリストに無条件で加えた、大好きなアルバムですが、ここ数年、トッド・ラングレンへの思いが薄まるにつれ、聴くこともなくなっていました。ところがどっこい。やっぱりこいつは素晴らしい。特にレコードだと1枚目のA面に当たる最初の6曲。その魅力の前では僕の羞恥心などいかほどのものでもなく、歌詞カード片手にハモる自分がいました。
(宮地)
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故障して修理に出していたiBookが、昨日ようやく戻ってきました。約2週間ほど、日々録の更新だけでなくメールの送受信もできず、何人かの方にご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫び申しあげます。
最初の1年で修理に出すこと3回。「よく壊れるパソコンだな」とは思っていたのですが、どうやら初期不良があったようです。きっと相当数のクレームが来たのでしょう。一定期間に出荷したすべての対象機種を、保証期限にかかわらず無償で直す、という対応を現在行っていて、うちのもそれに該当したというわけです。ついでにロジックボードとOSをアップグレードしてくれたのは結構なのですが、初期化されて戻ってきたため、今日は一日中そのセットアップで終わってしまいました。あちこちに電話をかけて、忘れてしまったIDやらパスワードやらを取り戻さないことには、パソコンなんて只の箱ですから(昨晩は久しぶりにそのことを痛感し、悶々としました)。
そんなわけで、谷根千ねっと版ほうろう、無事復旧相成りました。日々録もぼちぼち更新していきますので、これからもよろしくご愛顧のほどをお願い申しあげます。
(宮地)
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遅番で出勤。昨日サボったぶんを取り戻すべく、品出しに励みました。以下のものはその一部。『悪魔の辞典』以外は初版、帯付きです。
冬弓舎『ペヨトル興亡史』今野裕一 1400円
晶文社『平和と平等をあきらめない』高橋哲哉×斎藤貴男 1000円
講談社『オン! 埴谷雄高との形而上対話』池田晶子 1200円
春秋社『もう一人の空海』寺林峻 1200円
青土社『悪魔の辞典』フレッド・ゲティングズ 1800円 B
解放出版社『野毛的』平岡正明 1600円
本の雑誌社『書店風雲録』田口久美子 1100円
新潮社『博奕好き』高橋順子 1000円
青蛙房『荷風の誤植』矢野誠一 1300円
展望社『文士のゴルフ』大久保房男 1000円
影書房『獅子文六先生の応接室』福本信子 1000円
透土社『火星探檢』旭太郎:作、大城のぼる:画 1300円
『ペヨトル興亡史』は、近所のギャラリーで昨日から始まった展覧会「夜想リターンズ」に合わせての品出し。谷中銀座の夕焼けだんだんよりの端(「後藤の飴」の角)から道灌山通りへ抜ける道の途中右手、屋上にラクダのいる、あのギャラリーです(名前は「HIGURE 17-15 CAS」)。「ペヨトル工房・全ブック展」をはじめとした展示に加え、週末にはイベントもあるようです。7月4日まで。
『平和と平等をあきらめない』は最近出たばかりの本。今のこんな世相に、あえてこのタイトル。いいんじゃないでしょうか。斎藤貴男さんの本がまとめて入ったなかの1冊。ほかのもののタイトルと値段も記しておきます。『「非国民」のすすめ』1200円、『空疎な小皇帝』1100円、『カルト資本主義』400円(文庫)、『機械不平等』400円(文庫)。
<今日店でかけたCD>
『ライブ・アット・ジ・イースト』ファラオ・サンダーズ
1971年、ニューヨークでのライブ録音。ファラオのライブ盤といえば、まず『エレヴェーション』ですが、これもなかなか。『エレヴェーション』よりブヒブヒ度が落ちるぶん、店でかけるにはかえって良いかも。ゆるいコーラスと鳴りものの響きがいい感じです。僕がファラオ・サンダースを聴きはじめた頃は、CD化も進んでおらず、ジャズ喫茶でまめにリクエストしたものですが、最近はずいぶん手に入れやすくなりました。ここ10年ほどの再評価のおかげ。とてもうれしい。
(宮地)
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台風接近で雨。したがって、店は暇。
三月にお預かりしていた、買取りのお客さま。未だ代金を取りに見えない。
何度か振られ、今日ようやく連絡がついた。
「あぁーッ、忘れてた!」
高額なのに気前のいい方だ・・・。
昨日と本日の品出しより。
新潮社 『モロッコ流謫』 四方田犬彦 1200円
白水社 『フィレンツェ・ミステリーガイド』 市口桂子 1200円
東京大学出版会 『建築を語る』 安藤忠雄 1700円
八坂書房 『虫の味』 篠永哲/林晃史 1000円
講談社 『料理材料大図鑑 マルシェ』 辻調理師専門学校 4000円
講談社 『お菓子の基本大図鑑』
大阪あべの辻製菓専門学校/エコール・キュリネール国立 2200円
滅多に入ってくる本じゃないと確信するので、一応紹介しておきます。『虫の味』は、南山堂発行の月刊『薬局』に、'85〜'88の三年間連載されていた「食味昆虫学」をまとめたもの。
イナゴ、ハチの子くらいまでは、なんとか大丈夫なんだけど、ザザムシ(名前だけで恐いです)、せみ、ムカデ、ゴキブリ・・・と続くと、目次だけでもうお手あげ。それでも恐いもの見たさで頁を綴ると、写真が出てくるのですな、いきなり。
でもって、分厚い『料理材料大図鑑 マルシェ』でも一応探してみたけど、乾燥した冬虫夏草だけでした。あったのは。
苦労された先生のあとがきには、虫を食べるときは火を通すことを勧めます、というようなことが書いてありました。戦慄を覚えます。
他にも、たくさん出しました。
(ミカコ)
品出しの途中で読みはじめた、生島治郎の『浪漫疾風録』。著者が早川書房に入社してから辞めるまでの時期の自伝的小説なのですが、止まらなくなってしまい、結局最後まで。「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)」草創期の逸話満載です。田村隆一ファンは必読でしょう。個人的には贔屓の作家である結城昌治がらみのエピソードが興味深かったです。あと、生島治郎と小林信彦が大学の同級生(早稲田の英文科)だったということを、初めて知りました。初版帯付き1000円です。
あと、昨年都筑道夫さんが亡くなった時に追悼特集で出した当時の「EQMM」誌、全部で20冊ほど、ほとんど売れずに残っています。興味のある方、ぜひ手に取ってみてください。1冊300円です(状態いまひとつ)。
(宮地)
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遅番で出勤。蒸し暑いなか、淡々と品出ししました。以下のものなど。
河出書房新社『ヒップホップ・ジャパン』陣野俊史 1300円(初版・帯)
中央公論社『小春日和』金井美恵子 2000円 B(初版・帯)
草思社『狭山事件』鎌田慧 1400円(初版・帯)
朝日出版社 週刊本3『日比野克彦 HIBINO SPECIAL』 500円 BC
現代教養文庫『探偵小説の「謎」』江戸川乱歩 500円 B
光文社文庫『神様のピンチヒッター』矢作俊彦 600円(初版)
ちくま文庫『対談 競馬論』寺山修司、虫明亜呂無 600円 B(初版・帯)
福武文庫『競馬読本』山口瞳 選 600円 B
徳間文庫『作家臨終図会』岩井寛 600円(初版・帯)
中公文庫『知的な冒険の旅へ』矢島文夫 800円(初版・帯)
中公文庫『昭和 東京 私史』安田武 1000円(初版・帯)
朝日文庫『文士の時代』林忠彦 800円(初版・帯)
朝日文庫『カストリ時代』林忠彦 800円(初版)
<今日店でかけたCD>
『武満徹 映画音楽 2 篠田正浩監督作品集』
昨日は非番で、夜は東京オペラシティで武満徹を聴いてきました。題して「響きの海」。彼の室内楽曲を全部演奏しちゃおうというシリーズの最終回。3時間を超える長い演奏会でちょっとお腹いっぱいでしたが、堪能しました。すっと入ってくる曲と、今ひとつなじめない曲があるのですが(フルートをはじめとした木管楽器が使われている曲に惹かれます)、いずれはひと通り聴いてみたいです。勢いのあるうちにと思い、図書館で借りてきたのが、これ。映画音楽という場で、いろいろ実験しているなあ、といった印象でした。
(宮地)
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終わっちゃった。水族館劇場。忽然と現れたテントは、忽然と姿を消す。ほんとうに夢物語ですね。
今日は久しぶりに建築の本をまとめて出しました。
TASCHEN 『Carlo Scarpa』 Sergio Los/Klaus Frahm 2100円
〃 『R.M.Schindler』 James Steele 2100円
〃 『Alvaro Siza』 Philip Jodidio 2100円
〃 『Mario Botta』 Philip Jodidio B 1900円(シミ有)
〃 『ANTONI GAUDI THE COMPLETE BUILDINGS』 3500円
John Wiley & Sons Inc 『A Visual Dictionary of Architecture』
Francis D. K. Ching 2700円
岩波20世紀思想家文庫10 『ル・コルビュジエ』 八束はじめ 1000円
その他では、
雷鳥社 『東京築地』 Beretta P-03 2500円
那覇出版社
『写真がとらえた1970年前後 KOZA ひと・まち・こと あなたが歴史の目撃者』
沖縄市 1200円
などを出しました。
『東京築地』の著者、Beretta P-03とは、東京写真学園出身者80人で構成された写真家集団 。
築地もコザもどちらも、生々しく、現場の熱が伝わってきます。
(ミカコ)
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早番で出勤。水族館劇場の公演が終わってしまい脱力しています。おまけに湿気が追い打ちをかけるし。
昼食後、出張買い取りへ。場所は何と、代々木!
うちの店は原則的に出張は行いませんし、まれに出かけても歩いていける範囲と決めているのですが(車がないので)、今回訳あって例外を作ることとなりました。
「ブックオフを呼べばすぐに片付くのはわかっているが、それでは本に対して忍びない。そちらの店のことはたまたま通りがかって知ったのだが、選んだ本を大事に売っているという印象を受けた。ぜひお願いしたい。」
なんてことを言っていただいたら、断るわけにはいかないでしょう。古本屋冥利に尽きます。まあ「1万冊はある」という台詞に釣られた、ということもあったのですけど。
大使館やら邸宅やらが立ち並ぶ一角、うちの店が丸ごと入ってしまうぐらいのリビングのあるマンションの一室の、そのまた一部屋で本の山と格闘すること3時間半。買い取ることにした本を詰めた箱が3つできあがりました。 「1万冊の蔵書」は、実際には2000冊ほどだったのですが、状態の判別まで丁寧にやると結構時間がかかるものです。珍しいものが結構あるのではないかという期待(たとえば品切れの文庫がぞろぞろ出てくるとか。出張の醍醐味ですね)はやや裏切られましたが、それなりの収穫はありました。輸送方法については現物を見てから相談することにしていたのですが、結局、後日車で運んでいただくことになりました。
店に戻ってしばらくした頃、モクローくんこと南陀楼綾繁さんが本の納品にみえました。待望の単行本、ついに刊行。題して、
『ナンダロウアヤシゲな日々 -本の海で溺れて』(無明舎出版刊)
非営利ライター南陀楼さんが、これまでにいろいろな雑誌、ミニコミ、メールマガジンなどに書いてきた文章を、バラエティ豊かに集めたもの。モク妻こと内澤旬子さんによる装幀もご機嫌な(パラパラ漫画も付いてます)、読んで楽しく、見てまた楽しい、手にすることの喜びに溢れた本です。定価1600円。一家に一冊、ぜひご常備ください。
うれしいお知らせをもうひとつ。一緒にみえた内澤さんから、モクローくんとセドローくんの紙粘土人形をお預かりしました。近日中に店に飾りますので、そちらの方もお楽しみに。
(宮地)
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