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日々録   2003年5月
No.631  2003年5月14日(水)

田植え体験。
近所に住むオダギさんの実家で田植えをするというので、コモリ、オダギ夫妻に宮地とふたり手伝いと称して付いて来た。
昨夜着いた時は、蛙の合唱が暗闇に響いていた。朝になってみたら居間からの見晴しに思わず声をあげてしまった。眼下に水田がきらきらと広がり、その上には広い空。
当たり前だけど、家も庭も広い。自分達の生活とはスケールが違ってセコセコしてるところがひとつもない。

美味しい朝食をたんといただいて、いよいよ装備。
汚れてもいい服装に着替え、長靴、腕カバー、ゴム手袋をお借りする。長靴は、魚屋さん型より、やや丈が長く細身、靴底は軟らかめ。口のところは、キュッとしまっていて足にフィットするようになっている。お父さんの足元を見ると、踵と足首の辺りを長靴の上から紐でバッテンを描くように固定している。田んぼに入ると靴を取られてしまうのだそうだ。私たちも1センチ幅くらいの黒いゴム製のバンドを借りて、固定する。(そういうゴムバンドが既製品であるのだ。)日焼けしないよう首の回りにタオルを巻き、帽子をかぶる。シャツの裾はズボンの中に入れておかないと、かがんだ時にダボダボして邪魔になるよ、とお母さんが教えてくれた。

9時頃、準備も整い、犬の狂四郎も一緒に田んぼに向かう。
田植え機を田んぼに下ろして、長方形の苗床をセットする。一枚の田んぼの中でも、やや深い側と浅い側があるので、長め、短めの苗床を使い分けるのだそうだ。弟さんが手順よくいろいろなスイッチやレバーを操作して、あっという間にグングン植えていく。圧倒的な速さで仕事をこなす機械も、四隅や、際は不得意だそうで、そこを人力で植えていく。
じゃ、ここの端一列やってみて。お父さんの呼びかけで、田んぼに足を入れる。
ズブズブズブ・・・。想像以上に足を取られる。生まれて初めて田んぼに入った。
苗床を適当にちぎって左手に持ち、そこから4〜5本ずつ束にして取ったら筆を持つように人さし指、中指、親指で苗と持ち、そのまま棒線を書くようにぐっと土の中へ根元を入れる。お父さんの見本はとても簡単そうに見えるけど、当然そうは問屋がおろさない。入れたと思ったら浮いてきてしまったり、まとまらないで頼りなく開いてユラユラしていたり。植えながら、少しずつ前に足を動かすのも難儀だ。足を下ろすところを考えないと、隣の苗を破壊しそうになったり、これから植えようと思うところに変な穴を開けてしまうことになる。だいぶ馴れてきたなぁと、思って振り返ると、ジグザグのチョボチョボ。大変だぁ、これじゃ収穫が減ってしまう・・・。


長くなってしまったので、つづきは明日。
(アオキ)


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