No.561
2003年1月23日(木)
1987年から1993年までの『レコード・コレクターズ』を値下げしました。
これまで、「買ってくれなくても良いです」あるいは「お願いだがら買わないで」といった値段だったのを(1冊2000円〜2500円。まれに3000円のものも)、「気に入ったのがあれば買ってください」ぐらい(上限1500円)にしました。従来の値段は、基本的に「こういうものを高く買います」というデモンストレーションとしての設定だったのですが(同時に、誰の特集の号にいくら付けるかによって、スタッフの音楽の嗜好を表現しようともしていましたが)、かなり認知されてきたような気がするので、妥当な値段にすることにしました。
また、これまでは劣化を避けるためビニールに入れて封をしていたのですが、封をするのを止めて、自由に中が見られるようにしました。値下げしたとはいえ、そうすぐに売れていくとも思えませんので、レコードやCDのことで何か調べたいことがある時などは、お気軽にほうろうまでどうぞ。大事に扱ってさえいただければ、大歓迎です。椅子もあることですしね。
この時代の、まだ『レココレ』などと呼ばれていなかった頃の『レコード・コレクターズ』は、本当に素晴らしい雑誌で、個人的にも思い入れがあります。もちろん今も良い雑誌ですが、当時は今ほどロック偏重でなく、黒人音楽や民族音楽への目配りも行き届いていました。特集が「デヴィッド・ボウイ」でも、第2特集が「アルセニオ・ロドリゲス」だったりというふうに。連載も、野口久光の「私とジャズ」や浜田滋郎の「アタウアルパ・ユパンキのレコード」に代表されるような資料的価値の高いものが多く、たとえその時興味がなくても、数年後、あるいは10年後に重宝することとなりました(池田圭「器辺の響」のように、いまだに読む機会のないものもありますけど)。
(宮地)
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