No.469
2002年9月9日(月)
あ、『北の国から』見るの忘れちゃったもんね。けっこう、ショックだったりして。夢にまで芝木好子が出てきてた時だから、しかたないもんね。そのうち再放送するでしょ。
で、芝木好子といえば。
今月の一冊がまとまらずにうんうん唸っている時、お客さんからの買い取りの本の中に、川本三郎さんの『ちょっとそこまで』という文庫本が入っていて、そこになんと『隅田川暮色』についての文章が書かれていたのでした。うぐっ、よ、読みたい‥‥‥。さ、さわりだけでも‥‥‥。
でも、ぐっと我慢したのでした。だって上手な文章読んだら、今度はへこんで書けなくなるから。
で、今日晴れてページを開いたのでありました。はなから比べるのがどうかしちゃってるんだけど、うーん、うまいなぁ、さすがだなぁ、って感動してしまいました。
私がうっかり書き落としてしまったことまで、ちゃんと書いていてくれました。(うそ、これ読んで思い出したくせに)思い出したから、補足します。
それは、戦前の上野に「揚出し」という朝風呂のある豆腐料理屋があった、という話。
吉原の朝帰りや、夜行列車で着いた乗客が、朝風呂に入ってさっぱりしたあと、座敷で揚げたての豆腐の熱つ熱つを食べて一休みするらしい。夜行列車に揺られてくたびれた身体に、さぞやありがたい店だったろうと容易に想像できる。上京であれ、帰京であれ、よぅし、頑張るぞ、という気分になるだろう。吉原遊びは出来ないけれど、もし今でも「揚出し」があったら、そのためにわざわざ飲み明かしちゃうもんね、なんて思うのであります。
(アオキ)
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