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日々録   2002年7月
No.445  2002年7月24日(水)

 昨晩2時頃、うたた寝から覚めてテレビを付けたら、BSでフラメンコの映画をやってました。何となく観てたら、音楽が聴き覚えのあるもので、おお、何と、ファリャの『恋は魔術師』ではないですか!

 スペインの生んだ偉大な作曲家ファリャには、かつてイレ込んだ時期があって、なかでもピアノと管弦楽のための『スペインの庭の夜』などは今でもとても好きですが、『恋は魔術師』もそれにおとらず良い曲です。原曲はバレエのための音楽で、いくつか歌も入るものの、基本的にはクラシック音楽なのですが、映画のなかでは、合間合間にフラメンコのカンテ(歌)をはさみ、もちろん踊りもあり(映画ですからね)、ファリャの手になる歌についても、僕の持っているCD(ジュリーニとロス・アンヘレスの)などとは違って、とてもフラメンコ風な唄い方。おかげでこの曲がもともと持っていたはずのフラメンコ的(アンダルシア的)な部分を、再発見することが出来ました。僕にとってファリャとフラメンコは、まったく違う時期に、まったく違う流れのなかで好きになった音楽だったのですが、それが繋がったようでうれしかったです(もっとも、逢坂剛の小説の中では、繋がっていると云えばいたのですが、実際に音になって耳に入って来るのとはやっぱり違いますからね)。

 さて、お店の方は今日もバンバン品出ししました。以下はその一部。

 東京堂出版 『近代作家自筆原稿集』 監修:保昌正夫、収集・解説:青木正美 6000円
 講談社   『青春の終焉』 三浦雅士 1800円
 晶文社   『小説、時にはそのほかの本も』 川本三郎 1400円
 中公文庫  『行き暮れて雪』 野坂昭如 1000円 B(初版・帯ヤケ)
 実業之日本社『妄想の軌跡』   〃   1800円(初版・帯)

 野坂さんの本は、他にも文庫4冊出しました。ただし状態にかなり難があるため、ここに記すのはやめました。

(宮地)
 

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