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日々録   2001年7月
No.120  2001年7月18日(水)

レジに居ると、若い女性が2人ちょっぴり恥ずかしそうにやってきた。
「あの、わたしたち小さな本をつくっているのですが、外の無料のカゴに入れてもらうことは出来ませんか?」といって小さな本を差し出した。すっぽり手の平におさまりそうな、ホッチキスで綴じたかわいらしい冊子。小さななかにふたりそれぞれの宇宙がキュッと詰っていた。「いいですよ。」というと、とても嬉しそうにふたりで微笑みあった。
しばらく店内を見た後、帰り際に「また次のが出来たら持ってきていいですか?」と聞かれたので「もちろん。」と応えながら「お住まいはこの近くですか?」と聞いてみた。「いいえ、」と少し困ったように首を振るふたり。
「うちのお店のことは、どこかでお聞きになったのですか?」
「あの、ウォーターマガジンのイベントでご一緒しました。」
そうなんです。昨年の12月の朗読会でお会いしていたのでした。人の顔を憶えるのが苦手な自分が恥ずかしく、でもそれ以上に、もう半年も経つのにちゃんと憶えていてくれて、こんなに暑いなか遠いのに来てくれたことが嬉しくって、ふたりのなんともいえないほんわりした雰囲気に包まれてやさしい気持ちになりました。
(アオキ)

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