No.119
2001年7月17日(火)
私信(山崎)
最近、ケ−タイ電話があまりに当たり前になってきすぎちゃいないと思いやせんか。
電車に乗ればどいつもこいつもピコたこピコたこ、あれって電源切ってちゃできないのであるでしょ、おそらくメールや何かをしているのであろうが、あれって朝夕の満員電車でもそうなのかねぇ。だとしたらもうペースメーカーの人なんか通勤時間帯に電車には乗れなくなってるねぇ。やっぱり世の中の多数派や力を持つ人々の都合や便利がこの社会の基本を形成するのだと思うと、なんだか悲しいねぇ。
うち(ほうろう)ではなぜだかずっと、誰ひとりケータイを持ったことがないので、その目にあまるモラルのなさぶりに、ちょくちょく腹立たしい思いをしてます--------電話で喋りながら外の雑誌を100円置いて出てゆく失礼なのがもはや当たり前の光景となっていて、中には買い取りの本を電話で喋りながら持って来て、こっちが査定している間ずっと喋り続けて査定価格の支払いのときにもずっと喋り続けていた強者がいたそうなのですが(他の者からの伝聞)、そんなのがわっしのところに来たらつっかえしてやる、二度と来んなてなもんだ。商売やってるのはこっち側だのお客さまは神様だのと知ったかってなもんだ。「君は今どこにいて誰と話をしなければいけないんだ?」、そんなことも分からん奴とやりとりするなんて願い下げだ。真面目な話、今ここで俺らが止めておかないと、かなりやばいとこにきてんじゃないの、世の中。でも注意したらしたで刺されて終わるなんてなことにもなりかねんし、なんだかなぁ。
まぁ少なくともわっしは、わっしの店にいるときにゃ、わっしが許さん店内での携帯電話の安易な使用(だって本を見にくるところだぜ、おい、わかんねーのかなぁったく、てめーの喋り声が響いて不愉快なんだよ)。ついでにあれもな、寄りかかったりしゃがみこんだりしての邪魔な立ち読みどもな。このへんのお偉方だろーがペーペーだろーが知り合いだろーがイチゲンだろーが目上だろーがカワイコちゃんだろーがわっしは一切区別はせん。許せんもんは許さん、そこまで商い命な性分じゃねえってんだおとといきやがれ塩まいときゃーがれぃ、はぁはぁはぁ。ちょっと興奮しちまってるか。
ま、あれだよ。要するにうちはさ、「週刊金曜日」が出した『ケ−タイ天国電磁波地獄』なんて新刊本も胸を張れる売り上げ記録したしだーれもケータイ持ったことない連中だしみんなでケータイ目の敵にしてるしさ、あれ、ほら、あれさぁ。
う〜〜〜ん、ごめんなさい。
わっし、こないだケータイ買ってしまったさぁ。
いろいろのっぴきならねぇジジョーもあったけど、一度スタバでチャットしながらコーしー飲みたくて(ひぃ〜〜、嘘さぁ)。
いやいや、これが結構、持ってみると便利でねぇ。ま、詳しい事情は次回‘山崎母録’で、また、ケータイ考察については‘待ち合わせの消滅と待たされるひとびと’を、メール文化については‘言文一致から感文一致へ’をお楽しみに。
(山)
(なお、以上の文章の責任はすべて山崎個人にあり、古本屋‘ほうろう’の見解ではありませぬ)
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