メキシコ人による米国への大規模な出稼ぎ労働は、第二次大戦前後に遡り、すでに長い歴史があります。そして、今ではメキシコ人の1割が米国に住んでいるとも言われています。しかし、グァテマラとの国境に接するチアパス州では、20世紀半ば以降も、他州や米国への移動が少なく、州内の移動が主要なものでした。また、チアパス州からの北米への人の移動が増加するのは、今世紀に入ってからです。勉強会では、この20世紀の州内移動に焦点をあて、移動が起こった社会的背景をお話しするとともに、国際移動を含め、20世紀から今日までのチアパス州に関わる人の移動について、その概観を追ってみたいと思います。
テーマ=「メキシコ南部国境の人の動きと社会の変化
チアパス州の先住民を中心として」
発題=和田 佳浦(メキシコ学勉強会発起人)
日時=2009年3月30日(月)午後7時〜9時
会場=千代田区和泉橋区民館5階洋室D
JR秋葉原駅昭和通り口下車。
駅前の昭和通りを岩本町方向に歩き、最初の信号を渡って右折。
書泉ブックタワー隣り。駅からから徒歩3分くらいの距離。
書泉の大きなビルを目指せば、すぐわかります。
会費=400円
メキシコ学勉強会はとにかくメキシコが好き!という人が集まって、おおよそ月1回のペースで、メキシコに関して様々なテーマで、話し合う集まりです。話し合うテーマは政治・経済・社会・文化等々、それこそ何でもあり。各人がそれぞれ興味のあるテーマについて調べて発表し、それに基づいてディスカッションしたり、時には外部からゲストをお招きして、そのお話を聞く回もあります。勉強会を通して、自分とは異なった視点からのメキシコや、知らなかったメキシコ、もっと面白いメキシコに出会っていく場になればと、考えています。メーリングリストに登録(無料)され、毎回参加するのも、興味のある回のみに飛び入り参加するのも、自由。会費は各回、会場費実費の400円のみ。皆さまの参加を、是非是非、お待ちしております。
問い合わせは、
土方美雄 hijikata@kt.rim.or.jpまで
(3月26日〜4月1日の間は海外におり、メールを見ることが出来ません)
|