シンポジウム「緑・文化財と再開発の調和をもとめて――小石川湯立坂を中心に――」
(予定)秋葉忠利(広島市長)
大越 武(不動産ジャーナリスト、元(株)大京・取締役)
前野まさる(東京藝術大学名誉教授・日本ICOMOS〔国際記念物遺
跡会議〕国内委員会委員長・建築史)
日 時:5月19日(土)
13:30〜16:30
場 所:文京区民センター2-A会議室
(地下鉄春日駅、後楽園駅徒歩2分)
入場料:無料
受 付:事前にも受け付けるが、当日参加自由。
主催:湯立坂マンション問題を考える近隣住民の会&東京小石川旧磯野邸・銅御殿を守る会
〔問い合わせ先〕(電話・FAX):広田(03-3944-5934)
住民の会サイト http://yudate.s201.xrea.com/
関連サイト http://www.geocities.jp/akaganegoten/
講演とシンポジウムの集い
「都市の環境を見直す――景観の保全・創造と再開発――」
近年、ユネスコの世界遺産として、古いたたずまいを残した都市や町が指定されるケースが増加しています。生活の場がよく保存されることによって、それが、すぐれて文化的意義を持つことになっているのです。日本でも、京都や奈良のような古都とは別に、東京においても、都心にひっそりと残った近世以来の庭園や近代の和風・洋風建築物が、都市の景観保存という観点で重要な文化的意味を持つようになってきています。
小石川5丁目にある湯立坂界隈は、国の重要文化財・旧磯野邸(通称「銅御殿」)や大正期の洋館が残り、近くには占春園や小石川植物園、旧帝国大学医学部本館などがあり、都心には珍しい景観を保持する貴重な一帯を形成しています。
都市の再開発が進む中で、ヨーロッパ諸国のような景観保存に向けた取り組みが、今後の日本においてどのように可能なのか、そもそも、文化財保存と(再)開発という二つの社会的要請をどう両立させていったらよいのか。
この講演とシンポジウムの企画は、グローバルな視点とローカルな問題を組み合わせて、新しい可能性をさがす試みです。
「ユネスコからみた文化を支える技術――新しい生活文化の模索――」
山崎芳男(早稲田大学教授・国際情報通信学)
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