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情報トピックス

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アトリエの末裔あるいは未来 展
2006年1月6日(金曜日) 〜 2006年1月9日(月曜日)
東京藝術大学美術学部彫刻科木彫研究室
TEL 03-5685-7578 FAX 03-5685-7771
E-MAIL
会期 2006年1月6(金) 7(土) 8(日) 9(月・祝)
     14(土) 15(日) 21(土) 22(日)
会場 旧平櫛田中邸 台東区上野桜木2-20-3
   JR上野、鴬谷、日暮里 地下鉄千代田線根津 各駅より徒歩15分程度
開館時間 10:00〜16:30
ギャラリートーク 1月22日(日)14:00〜16:30
         出品作家18名による作品解説を行います。


主催 東京藝術大学美術学部彫刻科木彫研究室
お問い合せ先 TEL 03-5685-7578 FAX 03-5685-7771
E-mail:fukai@fa.geidai.ac.jp


【平櫛田中と上野桜木アトリエ・住居について】
平櫛田中(1872-1979)は、昭和54年に108才で亡くなるまでの生涯にわたって精力的に制作を続け、近代木彫芸術の発展を担った方です。
明治31年、27歳の時、高村光雲を訪ねて東京・谷中に上京し、その縁で谷中に寄宿し、岡倉天心の知遇を得て、近代木彫家として活躍しました。

大正9年、大作「転生」の制作のために、日本美術院の横山大観らの支援で台東区上野桜木にアトリエを建て、大正11年にアトリエ隣に住居がつくられて以来、昭和45年に小平に転居するまで、この地で暮らし制作を展開しました。
「岡倉天心像」や、「鏡獅子」などを制作し、昭和36年には台東区名誉区民、37年には文化勲章を受賞しています。ご近所との深厚も厚く、「デンチュウセンセイ」と親しまれました。

北側採光の天井の高い近代彫刻のためのアトリエ空間と、大正期日本建築の母屋から、質実な生活の中で制作に励んだ作家の精神が偲ばれます。
旧居は現在、出身の岡山県井原市の所有であり、通常は非公開ですが、井原市の協力のもと、芸大や地元町会をはじめとする近隣の熱い支援で、保存・公開のさまざまな試みが行われています。(「谷根千」74号に関連記事)
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