11月19日(水曜日)
相変わらず読書三昧、五木寛之「青年は荒野をめざす」なんか読んじゃったりして。ジュンという青年が大学に行かずにトランペット片手に世界を横行する話。
いまの18歳位より遥かに大人で生意気。横浜からナホトカ航路でシベリア鉄道。夜、画家の後藤千香子さんちで絶品鳥なべを頂いたときその話をしたら、「あら、それ私書いたじゃない」ということに。「海の向こうのはなし」にありました。津軽海峡からナホトカまで、船上ではバンドが音楽を奏で、従業員が踊ったとか、「ロシアを旅するならのんびりのんびりした人にならなければいけません」なんて書いてあったような。そのとおりだ。パートナーの時津さんは古本屋さん。こちらもアイルランドやキューバに行った話をして下さって楽しい夜だった。
森まゆみ
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