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くまのかたこと

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2000年12月02日(土曜日)

怠けててごめん。11月9日から。では行きます。

11月11日(土)
午後1時に東村山で待ち合わせ。長原坦の絵を見に、妹の和田さんの家へ。いやーもうすばらしかった。そのうち詳報す。

11月12日(日)
神田明神にその昔、谷中町にあった関羽の山車人形を見る。これも詳報す。とにかく13日からインドネシアなので片付けるべき仕事、山積。

11月13日くま
朝5時起きる。成田7時半、憧れのシンガポール航空で台湾、シンガポール、さらにジャカルタへ。この前、落ちたばっかりだから大丈夫。ステュワーデスさん、すごく美人。スタイルよく、バティックの制服が似合う。後れ毛ひとつなく髪結い上げて、楚々とした感じ。でも私はKLMのむくつけきステュワーデスのほうがいざというとき安心。ジャカルタは治安がよくないのでボゴールへ。

11月14日
せっかくボゴールのリゾートホテルに泊まったのに出発。ボゴールの植物園をみた。椰子、バナナ、いろんな植物を見る。この日食べたジャワカレーおいしい。ジャカルタ泊まり。

11月15日
朝早く国内線でパランカラヤへ。メルパッチという航空会社だが故障で飛ばず。一時はどうなることかと思ったが、なおして飛んだ。ちょっと恐い。中央カリマンタンの首府ですがのんびりした町。この日、一日5食たべるはめに。ホテルのくれたパン、飛行機の遅れたため、空港でサービスの朝食、機内食、パランカラヤのランチ、そして夜御飯。その前にパランカラヤ大学で現地の研究者と北海道大学の大崎先生、秦先生のレクチャーを受けた。エルニーニョ現象のあと起こった森林火災、その後の回復の支援をしているが木をうえるだけではダメで、その後のマネージメントをできる人々をそだてる息の長い運動が必要とのこと。

11月16日
舟で熱帯雨林の実験地に行く。森の生産力調査の方法など教えていただく。森の中は丸太で道が示してあるだけ。ピートランドといって泥炭地。そこへ何度も落ちる。赤道直下だけに暑い。4時頃ホテルに帰って休まないととても体が持たない。

11月17日
きょうは森の回復がうまくいってないところを見に行く。木の上のほうだけ葉が残っている。すざまじい火事。このへんの人は燃え続ける間こわかっただろうなあ。かえりに秦先生の農地にヤギを入れた所を見に行く。木のあいだの下草をヤギがたべてくれる。

11月18日
ダヤック族の村までスピードボートで大旅行。熱帯の川をさかのぼる。村へ入る儀式があり、それから17世紀にたてられたというロングハウス、高床式の家で大演芸大会になった。川で泳ぐ。空は星いっぱい。床でごろね。

11月19日
また川をくだりパランカラヤへ戻る。夕方、ふねでパンジャルマシンへ。ちいさな平底舟。川の両岸の景色がすばらしい。暗闇にときどきあらわれる光。住んでいる人の気配。森のシルエット。

11月20日
まる一日の船旅だった。午後パンジャルマシンにつく。運河沿いの下町の暮らし。つかれて観光どころではない。

11月21日
ガルーダ航空でジャカルタへ。買い物。カリマンタンの絞りの布、本、バティックそのほか。庶民的な店でなごりのインドネシア料理を食べて飛行場へ。

11月22日
成田着。たまった新聞、手紙、ファックスの整理。東京生活に戻る儀式。

森まゆみ

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