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くまのかたこと - 旅の宿編

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オーバリン オーバリンイン

クリーブランドから1時間のところにリベラルアーツの名門オーバリン、カレッジがある。
3500人の学生、8000人の人口。こういうのをカレッジタウンというのだそうだ。
ここは音楽学部が有名。大きなホールも持っている。キャンパスはまるで公園。リスがいっぱいいて、中に真っ白なつがいのりすがいる。
ホテルは町の中心にひとつあるのみ。75ドル。中級という感じか。どうもアメリカのこのカーペットの洗剤の化学物質にわたしはあわないらしい。
すごいにおい、かゆくなってきた。金曜の夜は町の人が集まるのか、おそくまで大変な騒ぎだった。中西部、ミッドルウェスとは人種と職業に明確な相関関係がある。大学関係者は白人が多く、ホテルの掃除人、フロント、警備員、運転手はみんな黒人である。
こういうところに矛盾を感じないでは暮らせないと思う。地ビールは美味しいが、魚がない。

森まゆみ
2007年10月6日(土曜日)公開

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