ともだちが某大学に集中講義にいくというので、仕事に疲れ果てていたわたしは、もうどこでもいいからつれてってといったのだった、 ここはそう豪華でもないし、あっさりしててよかった。まどから海と何かの養殖がみえた。まちはうらうらとして、作り物めかず、古い町並みが程よく続いていた。 小さな神社でひるね、井戸に酒屋、ホーローかんばん。万灯梅吉という人の表札なんか、目のそこに残っている。 またいつかいきたいなあ。
森まゆみ 2007年3月12日(月曜日)公開