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くまのかたこと - 旅の宿編

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浅虫温泉 椿館

仕事で青森の会議に出なければならない。前日には入れというのだが、青森のつまんない事。よく知っている。
南部藩と津軽藩は仲が悪く、明治になって真ん中に県庁をおいた。新出来の町でアスパムとかわけわからない公共建築がおおい。
でちかくの浅虫へ。金曜の夜に女一人は宿探しに苦労する。観光協会ですすめられたのが椿館。よかったですーー。
5時について、駅まで迎えにきてくれて、うちは近代的な宿じゃあないんですよ、と謙虚なお話。望むところです。一人なのに広い部屋、お風呂に入って、ご飯食べた後、七時半からご主人が宿の歴史をロビーで話してくれた。ここは棟方志功の定宿。ここの湯が目にいいと目の悪い志功さんは家族と来ていた。
明治天皇もここの湯で目がさっぱりしたといったとか。棟方志功の作品がいっぱいある。
その後、バスで近くの旅館に送ってくれ、じょんがら節のライブも聴けた。翌日も朝,5時半から早朝さんぽもあり。
ご飯の前には絞り立て牛乳のサービスも。苦労してるんだなあ。盛りだくさんな宿である。
翌朝、青森を歩いたけれどやっぱりつまんなかった。一八ずしが安くておいしかった。ほたてとさんま。秋ですねえ。
2006、10、13

森まゆみ
2007年1月21日(日曜日)公開

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